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参加者120人、協賛37社! インスタグラマーによる手作りコンペ「ルーキーズカップ」に潜入

コロナ禍となり、暗くなることが多かったけれど、ゴルファーたちは自分たちにできる工夫をしながらゴルフを楽しんでいる。今回は巷で行われているユニークコンペを大紹介!

PHOTO/Tsuchimoto Yuuki THANKS/ロータリーGC

裏テーマは「ようこそ夢の国へ」。「11月9日、消防の日開催なので“赤・ピンク・オレンジ”がテーマカラー。あとはディズニーを意識したバルーンや装飾です。色が統一されていたらインスタ映えします」

“首謀者”はこの2人
枝光大樹さん(右)、足立沙也加さん(左)

ともに1万人以上のフォロワーを持つインスタグラマーとしても活動。「今回沙也加はミニー、僕はミッキーがモチーフ。インスタ発信も大事な要素。華やかにするため、装飾や賞品にはこだわります。イベントボードを作成して協賛全企業の名前を入れたり。皆が盛り上がって楽しんでくれるのが本当に嬉しいんです」

ルーキーズカップ
「ゴルフ歴4年以下で争うのが面白いんです」

まずは関西発、華やかなコンペをご紹介。主催者の枝光大樹さん(35歳)の職業は消防士。引っ越しを機に近所の練習場に通い始め、ゴルフを始めた。ゴルフ歴は2年だ。

「全然興味はなかったんですが、何となく一人で始めて。野球経験があるからかすぐにハマりました。僕もですが、コロナをきっかけにゴルフを始めた人は多く、若い人が一気に増えた。ゴルフしかできなかったのもあります。でも皆どんどん上手くなって。20年やってる人には勝たれへんけど、歴が浅い人たちでコンペをすれば面白い勝負になるんやないかと。何かハンディをつけたくて、経験年数を使うと平等になるかなと」

名前の通り、このコンペの目玉は“新人王”。資格はゴルフ歴4年以下だ。

「ゴルフ場への迷惑考えて、歴4年以上の人も一緒に参加できるようにしました。総合部門をつくりダブルペリアで勝負。4年以下の人はルーキーズ部門と総合部門、両方にエントリーできます」

協賛社集めやコースとの交渉も自分たちだけでしっかり行う。

「会場は36ホールあるので、120人を効率よく回せますし、いろいろとご相談しながら屋外での受付など無理を承知でお願いしてきました」

意をもって礼を尽くすので、皆が協力してくれるのだ。

「朝一番に、他のコンペの方々に『今日はご迷惑おかけします』とご挨拶させてもらいます。すると応援してくれる。協賛社37社も自分たちで見つけました。インフルエンサーの数がこれだけ集まる会は関西では他にない。だから協賛してくれる。参加費を抑えたいのも理由です」

ロータリーGCのコースの一角にはバルーンやフラッグで彩られた場所があり、“キラキラ”男女が集っている。それを見た外部プレーヤーたちからも「華やかでいいなあ」「一緒に回りたいわ」との応援の声多数。

「ルーキーズの形は一旦終了しますが、ゴルフイベントは続けたい。今の人脈を生かしてのチーム戦のスクランブル形式にしたい。男女ペアにはこだわり、スコアも考慮して。ベストボール方式は、上手い人と下手な人が組み合わさったほうが皆で楽しく回れますから。まあ、趣味なので頑張り過ぎない程度にやります(笑)」

皆マナーがいい。きびきび、初対面でも教え合い、声を掛け合い。「同じようなゴルフ歴や年齢の人が集まるので、仲良くなってゴルフに行く機会が増え、上達にもつながります」

インスタをフル活用するが、「他のSNSと違い、写真ややり取りで人柄もわかるんで、信頼感のなかで人脈が広がります。コロナで皆、失うことが多かった。皆で集まるイベントも制限されて。でも、コロナで全部失ったと考えるより、コロナがあったからこのイベントができた、と考えたいんです」

>>ファッションにも注目! 華やかな参加者たち

総合優勝 松本秀治さん(中)@matsumoto0000
「ゴルフ大好き親友3人で切磋琢磨しながらインスタも頑張っているのでフォローしてください」
女性新人王 小川彩香さん(左)@pocogolf7
「千葉から参加。昨年2位だったのでリベンジです。今後アマ競技にも出たいです」
男性新人王 忍海部透生さん(右)@to_y_golf
「実はプロを目指してます。最終的には賞金王になりたいです」

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月6日号より