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著名人に聞いた「もう一度行きたい!」 北海道の名コース

夏といえば北海道! ゴルフ場は美しく、快適で、食事も言うことなし。今回は、各界で活躍するゴルフ好き著名人に、もう一度いきたい北海道のコースを紹介してもらった。

TEXT/Takeo Yoshikawa

北海道クラシックGC

タレント、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会理事

王理恵さん

「友人4人でのゴルフ合宿を楽しみました」

初めての北海道は小学生のとき。父(王貞治氏)が野球選手で忙しかったことから母と富良野に行った記憶があります。ゴルフをするために北海道に行ったのは学生の頃で、札幌GC輪厚コースでプレーをしました。

よく友人と泊まりでゴルフ合宿を楽しんでいますが、2019年6月末に女子4人で北海道に行きました。3泊4日で、北海道クラシックGC、ザ・ノースカントリーGC、札幌GC輪厚コースの3コースをプレーしたんです。ただ、「とてもきれい」と聞いていて楽しみにしていた北海道クラシックGCでは、運の悪いことに土砂降り。雨具を着用しての重装備でスタートしましたが、激しい雨と寒さで4ホールでプレーを断念。楽しみにしていただけに悔しかったですね。

翌日は打って変わっての晴天。ザ・ノースカントリーGCでは楽しくプレーができました。札幌GC輪厚は、面白いコースだと思いますし、自分がイメージしている「難しいコース」そのものでした。

ゴルフ旅の楽しみは、プレーはもちろんですが食事もそのひとつだといえますね。北海道では札幌に泊まり、レンタカーでの移動になりますが、食に詳しい友人がいるので、食べたいものをリクエストしたりするのも楽しいです。なかでもフレンチレストラン「ル・ミュゼ」は最高級の美味しさでした。

東京に生まれ、東京で育った私にとって、北海道の広大で開放感あふれる大地は「小さいことでくよくよするのがバカらしい」と教えてくれて、心を大らかにしてくれます。それが一番の魅力といえます。

北海道クラシックGC
18H・7059Y・P72

ニドムクラシックC

作曲家

叶弦大さん

「北海道は人も少なくのんびりして、その雰囲気がいいね」

最初に北海道に行ったのはだいぶ前で、そのときはサッポロビールの工場の大きなレストランでジンギスカンを食べ、夜はススキノ。ゴルフはしていないですね。

大阪の友人に誘われてゴルフをしに北海道に行きましたが、プレーしたのはニドムクラシックCでした。ゴルフの上手な友人で、確かHC0〜1という腕前で、ドライバーも280ヤードは飛び、私とは30ヤードの差がありました。その方の友人も一緒でしたが、やはりかなりの上級者で、大阪のPLCC(現聖丘CC)のクラチャンだったと思います。その頃、私はHC3でした。 

ニドムのゴルフ場は深い森に囲まれ距離もあり、コース整備は完璧といえるほど素晴らしく、各ホールは程よい起伏がある丘陵コースでした。スコアはトリプルを叩いたホールもありましたが42・39だったと記憶しています。

行った時季は7月で、本州と違い梅雨がないですから爽快でしたね。ニドムクラシックCはともかくきれいなコースで、印象深いものがありました。

別の機会には、札幌市内にある羊ヶ丘CCでもプレーをしました。丘陵の林間で、やはりきれいでした。同じ系列の滝のCCでもプレーしましたが、いずれも札幌の中心から車で30分ほど。そして洋芝ですからフェアウェイは青々とし、整備も行き届いていてきれいでした。

北海道のコースは、どこに行っても整備がよくされ、プレーヤーも本土ほど多くなく、気持ち的にリラックスでき、その雰囲気がまたいいですね。近年、ひどい腰痛に悩まされてきましたが、2年ほど前から少しずつプレーを再開するようになりました。そろそろ北海道に行き3〜4泊して、新鮮でおいしい魚やカニなどを食べ、のんびりと過ごしたいものです。

大自然をそのまま残してコースが造られ、湧水と渓流が織りなす景観はゴルファーを癒してくれる。ニスパコースは程よい起伏を持ち、日本プロゴルフマッチプレー、日本シニアや日本女子プロなどのメジャー競技の舞台になっている

ニドムクラシックC
18H・7029Y・P72(ニスパコース)
27H・10337Y・P108(イロココース)

札幌GC輪厚コース

落語家

林家たい平さん

「ゴルフをしているからこそ、北海道の雄大さが見えてくる」

「笑点」の地方収録では前日入りして関係者との親睦ゴルフが行われます。北海道での初プレーはそのときで、4年前の5月に札幌GCの輪厚コースでした。一緒に回ったのは三遊亭小遊三さん、三遊亭圓楽さん。新緑の季節だったので広々としたフェアウェイの芝は青くきれいで、本州のゴルフ場では少ない白樺の林などがあり、眺めているだけでもよかったですね。肝心のプレーは、ボールを曲げて林の中ばかり。それにしてもグリーンは難しかったですね。

古今亭志ん朝さんなどは、北海道独演会のあと、3〜4日帰らずに北海道のコースを巡っていましたから「いつか自分も」と思っています。

娘が社会人になったんですが、上司から接待ゴルフに誘われたので、クラブやウェアなどを一緒に買いに行って、練習にも行きました。「すごく楽しかったぁ〜」と帰ってきたので、いつか一緒にコースに行きたいですね。大学生の息子もゴルフに興味を持っているようなので、そのうち家族で行ければいいなと思っています。子供たちに「お父さんは格好よくて楽しいゴルファー」と言ってもらえたらうれしいですね。

実はゴルフ好きのゲストと9ホールを一緒にプレーする30分のゴルフ番組「ゴルフ天下! たい平」(BSテレ東)を4年も続けているんです。そうそう、今度、三遊亭好楽さんに誘われて“夢の小金井”に行ってきます。

井上誠一が北海道で初めて手掛けたコースで昭和33年開場。1973年から続く全日空札幌オープン(現ANAオープン)は、ジャンボ尾崎の7回優勝をはじめビッグネームが優勝を果たしている。昨年から大改修が行われ今シーズンから再開場。コースレート74.6の難コース

札幌GC輪厚コース
18H・7063Y・P72

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月12日号より