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「1日2名限定」「専属キャディつき」近鉄賢島CCの贅沢プランが話題

ゴルフ&ホテルステイの超豪華プラン、その驚くべき中身とはどんなものか!?

2006年から2015年まで米女子ツアー公式戦「ミズノクラシック」(15年はTOTOジャパンクラシックと改称)を開催した近鉄賢島CC

企画したのは、近鉄不動産が経営する近鉄賢島CCと近鉄・都ホテルズが経営する志摩観光ホテル。いずれも三重県志摩市に位置し、同CCは上田治の設計で知られる名コースだ。企画名は「ゴルフ&リゾートステイプラン」。

こう言えば何の変哲もない普通のゴルフパックと思われそうだが、その内容を聞けば贅沢さがわかるだろう。

1日1組2名限定で、料金は9万3500円。近鉄賢島CCでの1ラウンドプレーは2バッグ2キャディ。つまり1人に専属のキャディがつくということ。ゴルフ場内では食事、飲料はすべてフリーで、前日、当日の練習場は使い放題。バックティー使用可だ。

ホテルは1泊1室(2名使用)で部屋のタイプはプレミアムツインルーム。朝食と夕食付きで、夕食はホテル内のフレンチ、和食、鉄板焼きの店から選べる仕組みになっている。お土産も伊勢海老のクリームスープなど、高級商材を使ったホテルセレクト品だ。

今回のプランを企画・販売に至った経緯を、同不動産事業部の大森浩真氏は次のように話す。

「コロナ禍をきっかけに健康やリフレッシュのためのツールとして、ゴルフがどの世代にもライフスタイルとして取り入れられようとしています。そしてゴルフ場でもホテルでもご夫婦、親子、カップルなど、お2人での利用ニーズが高まっていると感じています。これを受け、両社共同で企画しました。両社を利用される年齢層が近いことも理由の1つです」

専属キャディや練習場フリーをプランに加えたのは、同CCが米国女子ツアー公式競技の開催経験があるからだそう。ツアープロたちがキャディとともに練習しているシーンを追体験してもらいたいという特別感が売りにもなっている。

「パックでの企画は“お得感”があるかどうかで成否が決まってきます。ツーサムの需要が高まっていることもあり、専属キャディは話題になりそうですね。いま、富裕層はお金を使いたがっています(笑)。それは海外に行けないから。この企画、浸透してくれば需要は必ずあると思いますよ」(ゴルフ場経営コンサルタント・菊地英樹氏)

同プラン、まだ予約はないようだが(募集は来年3月末日まで)、両社ともこれから宣伝に力をいれるという。

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より