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爽やかな季節に最適! ゴルフ場でもオープンエアのテラス席が増えている

コロナ対策もあり、オープンエアのテラス席を新設するゴルフ場が増えている。全国3コースの例を紹介しよう。

茨城県にある筑波国際CCは筑波山を望めることで知られる。その借景をオープンエアのテラス席で見られるようにしたのだ。ハウス2階にあるレストランとコースを結ぶ15メートルほどのベランダを利用。約8人がゆったり座れるウッド調のカウンターテーブルが設置され、4人掛けのテーブル席も新調した。

「もともと裏階段に通じる空きスペースでした。コロナ禍対策もあり、外で筑波山、晴れた日には浅間山まで望める絶景をぜひ見てもらいたいと設置しました」(同CC副支配人・中村好雄氏)。ゴルファーでなくても地元の人たちにレストランとして開放していて、夜景も素晴らしいと評判だ。

2例目は栃木ヶ丘GC(栃木県)。レストラン横の約50㎡のバルコニーがデッドスペースになっていたという。そこにウッド調の床を張り、さらに開閉式の屋根を設置するなどリニューアル。オープン当時は6席設置したが、ソーシャルディスタンスを優先して、現在は4席としている。

解放感溢れるテラス席はこの時期にピッタリ(写真は栃木ヶ丘GC)

「遥かまで見渡せ、またボールが遥か彼方まで飛ぶようにと、テラス名を『はるか』と名づけました。現在、いっそう見晴らしが良くなるように周囲の伐採を進めています。テラスと同名の柑橘類も育てていて、そのうちサワーなどを提供できればと。さらにこれからの季節、焼肉プランなども考えています」(同GC支配人・大渕啓義氏)

3例目は長野県にある日向高原GC。同GCではクラブハウスを建て替えるべく解体したが、その矢先、コロナ禍で計画は先送りになった。その跡地に芝を張り、すぐそばに木製のテラスを4席設置したら、開放感があり、芝でくつろげるのが新鮮と、こちらも好評。

「クラブハウスの機能は併設のホテルに移しましたが、コースまで100メートルもありまして。それでテラス席を新設し、休憩に使ってもらうようにしたのですが、怪我の功名ですかね(笑)。スループレーや、密を避けるため、レストランでの食事を敬遠し軽食を持参する人にも好評を得ています」(同CC支配人・佐藤洋之氏)

さわやかな季節のオープンエアは格別だ。

週刊ゴルフダイジェスト2021年5月11・18日号より