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20~30代が増加中! 「3ホールプレー」「レッスン付き」ビギナー向けプランがぞくぞく

若い世代のゴルファーが増えてきていることを受け、ゴルフ場でもさまざまな取り組みが行われている。その一部をご紹介。

千葉県の市原GC柿の木台Cは“ヤング応援プラン”として「ちょいゴルPLAY3・6・9」を立ち上げた。

文字どおり、3ホール、6ホール、9ホールをプレーするというプランで、インまたはアウトからスタートして、3ホール、6ホールの場合は終了ホールへスタッフが迎えに来てくれる仕組み。また9~13時の間にスタート時間を選べる。とにかく“利用者目線”のサービスといえよう。

プレーフィーも細かく分かれていて、たとえば3ホールが平日2000円、土曜3500円、日・祝3000円。9ホールなら平日4700円、土曜9200円、日・祝8700円といった具合。ちなみに、6ホールはその中間だ。

レンタルクラブも充実していて、しかも同プランなら通常の半額(1800円)。レンタルクラブは上級者から初心者用まで11セット(左利き用も男女1セットずつ)用意。さらにレンタルシューズは無料、ボールやティーペグなどがセットになったポーチが格安販売(500円)され、まさしく“手ぶら”で入場してもプレーできる気の配りようだ。

同プランを始めた動機を同CC業務課の武田大賀氏は「ゴルフの楽しみ方が多様化すればゴルファーの選択肢が広がり、特に若年層の人口増加につながっていくと考えています」と話す。

三重県のココパリゾートクラブ白山ヴィレッジGCで始めた若年層取り込み策は、レッスンつきラウンド。

午前中はプロにレッスンを受け、午後はプロと一緒にハーフラウンドする「1Dayレッスン」プラン。毎月1回開催している。

同GC総支配人、東本裕治氏は「Go toキャンペーンの折、ウチにはホテル、ロッジが隣接していることもあり、20代、30代の若年層のお客さまがたくさんみえ、前年比150%の盛況。バブル期を思い起こすほどでした。この新規ゴルファーに、リピーターになってもらいたいという発想から当クラブ所属のプロ3人に依頼し、実現しました」。同GCでは早朝スルー&午後スループランも好評という。

こうしたコースが増えれば、若い世代もさらにゴルフに興味をもってくれるはず!(写真はココパリゾートクラブ白山ヴィレッジGC。PHOTO/Hiroyuki Okazawa)

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月6日号より