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【ゴルフせんとや生まれけむ】アントキの猪木<後編>「ゴルフを通じて町おこしもしたい!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きお笑い芸人のアントキの猪木氏。

前回のお話はこちら

僕はスコアや道具には全くといってもいいほどこだわらず、一緒に回っている人と一日を楽しく過ごせればそれでいいというタイプ。だから、ベストスコアの83を出したのがいつ、どこのゴルフ場だったかもすっかり忘れちゃっています。ただ、何かのコンペに出ていて一緒の組で回っていたデーブ大久保さんから「こんなにうまいとは思わなかったぞ」と褒めてもらったことだけは覚えていますね。

それともう一つ記憶に残っているのはこの時、前半が絶好調で38だったんですよ。スコアにはこだわらないけど、やっぱり悪いよりもいいほうが嬉しいじゃないですか。この調子なら70台が出るぞと張り切ったのはいいんですけど、昼にビールを飲みすぎて後半は大失速の45。チャンスをみすみす逃してしまいました。

お酒といえば、こんなこともありましたっけ。いつもゴルフに行く時は誰かのクルマに乗せていってもらうことが多いんですけど、その時は珍しく自分のクルマで行ったんですよ。ところがそのことをすっかり忘れてホールアウト後、しこたま飲んじゃった。いざ帰ろうとした時になってクルマで来ていたことを思い出したんですよ。仕方ないので、コースにお願いしてお酒が抜けるまで駐車場で寝かせてもらおうと思いましたが、結局そのまま朝まで爆睡。われながらお恥ずかしい大失敗でしたね。


アントニオ猪木さんのモノマネでデビューしたこともあり、プロレスラーの知り合いがたくさんできました。できたら一度プロレスラーともラウンドしたいなと思っていろいろと聞いて回ったのですが、僕が知る限り現役のプロレスラーでゴルフをやる人はいないみたいです。プロレスラーって腕も胸も筋肉隆々じゃないですか。その筋肉がジャマしてうまく打てないんだそうです。なるほどと納得しましたが、プロレスラーは試合で全国を回るでしょ、ゴルフをやれば各地のいろいろなゴルフ場でプレーできるのに惜しいなあと単純に思っちゃいましたけどね。

そして最後にひとつ。人と人とを結びつけるのにはゴルフが一番と信じている僕は今、全国のアマチュア女子ゴルファーを対象とした「ミスゴルフ」の企画に協力しています。これはゴルフとスポーツを通じた健康と美容の普及促進と産業・観光の活性化を目的に、女性の活躍を通じて日本を、そして世界を元気にしていこうというものなんです。まだスタートしたばかりなので知らない方も多いとは思いますが、これから楽しい企画をバンバンやっていきますから注目してください!

それと僕の故郷である茨城県は景色のいいところもたくさんあるし、おいしいものもいっぱいあるというのに悲しいことになぜか「魅力のない県」第1位なんですよね。いばらき大使や、かすみがうらふるさと大使、境町ふるさと納税大使を務めている僕としてはこれもゴルフを通じて何とかしなくてはいけないと思っています。

これからも「元気ですかぁ! 元気があれば何でもできる! 1・2・3ダァーッ!」の気持ちで何事にも頑張っていきたいですね。

アントキの猪木

73年茨城県生まれ。町役場勤務を経てアントニオ猪木のモノマネで芸能界デビュー。モノマネのほか、1人コント、替え歌などの持ちネタで活躍中。かつて50m走で5秒9を記録したという高い身体能力が自慢。ベストスコア83

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より