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【只今コージ中!】Vol.85 納車はなんと4年待ち! 日本が生んだ世界のセレブリティSUV レクサス「LX」

ゴルフ好きの自動車ジャーナリスト・小沢コージがゴルフに最適なクルマを求めて奔走する連載「小沢コージの只今コージ中!」。第85回はレクサス「LX」の実力をチェック!

PHOTO/Takanori Miki MODEL/Yuki Tanaka(GOLULU) THANKS/加茂GC

小沢コージ
各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」(毎週土曜17時50分~)に出演中。YouTubeで「KozziTV」を配信。ゴルフ歴は約20年のエンジョイ派でハーフラウンド好き

みなさんどうでしょう、圧巻のビッグサイズにセレブリティオーラ、なによりツタンカーメン顔負けの猛烈威圧感は!

かつて小沢は現役最強にして最高のゴルフデートカーをそのワイルド&リッチなエクステリア、重厚な走り味、高級車然としたクオリティからメルセデス・ベンツGクラスと断定しましたがある意味今回はそれを超えているかもしれません。

それは今春登場のレクサス新フラッグシップSUV、4代目LX。トヨタランドクルーザーのレクサス版でしょ? と言うかもしれませんが違います。新型は見た目も中身もほぼレクサスオリジナル。


完全新作された軽量高剛性ラダーフレームのGA-Fプラットフォームや415馬力の3.5ℓV6ツインターボエンジンこそ去年生まれた300系ランクル譲りですが、見た目はもちろん内外装から走りの味付け、車高を自動調整する専用サスペンションまで全然違います。

存在感からして凄くて全長はついに5m超え。フロントはレクサスならではのスピンドルグリルですが、一体感が凄くてまさにエジプトのツタンカーメンマスクさながら。

インパネもレクサスならではのハイテクぶりで、上下12.3インチ&7インチのレクサス初のデュアルディスプレイ。豪華なだけでなく操作性も優れてます。

走りは前述3.5ℓV6が圧巻のパワーと滑らかさを誇るうえ、専用サスペンションが高級サルーン並みの乗り心地とハンドリングを発揮。ステアリングのキレ味はメルセデスとは違いますが、乗り心地やしなやかさではGクラス超え。

居住性もビックリで通常の5人乗りや7人乗り3列シートも選べますが、今回乗った車両価格1800万円の最高級グレード、LX600エグゼクティブは実に4人乗り。上質なセミアニリンレザー仕立てなうえ、後席は広々2座独立式。最大1mのレッグルームや専用の読書灯、寄せ木細工パネルまで装備。ラゲッジにはキャディバッグを4本積載できるのでコイツでダブルゴルフデートに行けば大成功間違いナシ。プレミアムSUV消費国、中東や北米、オーストラリアで大人気でなんと納車4年以上待ち。かつてこれほど世界が恋い焦がれるニッポンのプレミアムカーがあったでしょうか? まさに日本が誇る新セレブリティ御用達ゴルフSUVが誕生したのです。

(左)4人乗りの「エグゼクティブ」なら、積み方を悩むことなく、横積みで楽々4本積載可能/(右上)レクサス初の「デュアルディスプレイ」を採用。寄せ木細工のウッドパネルは「エグゼクティブ」専用/(右下)「トヨタランドクルーザー」とは似て非なるもの。それだけのオーラが「LX 600エグゼクティブ」にはあります


レクサス

LX

全長×全幅×全高/5100×1990×1895mm
メーカー希望小売価格/1800万円~

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月12日号より