Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • コラム
  • 【名手の名言】ベーブ・ルース「ゴルフに逆転ホームランはない。ゲームの勝敗はほとんどが自滅によって決する」

【名手の名言】ベーブ・ルース「ゴルフに逆転ホームランはない。ゲームの勝敗はほとんどが自滅によって決する」

レジェンドと呼ばれるゴルフの名手たちは、その言葉にも重みがある。ゴルフに限らず、仕事や人生におけるヒントが詰まった「名手の名言」。今回は、プロゴルファーではないがシングルの腕前だった、伝説の野球選手、ベーブ・ルースの言葉をご紹介!

「ゴルフに逆転ホームランはない。ゲームの勝敗はほとんどが自滅によって決する」

今回の名言はゴルファーではなく、あの米国野球界伝説のヒーロー、ベーブ・ルースによるものである。

天性のホームランバッターであった彼は、ゴルフでも豪快な飛ばし屋であった。そのルースが野球とゴルフの違いを見事に言い当てているのが、表題の言葉だ。

次のエピソードからも、ルースがなぜこの言葉を遺したのかがうかがい知れる。

安打製造機といわれたタイ・カップが、ルースにゴルフでの挑戦状を叩きつけた。腕前はルースが断然上。ほとんど70台で回るシングルプレーヤーのルースに対して、カップは80台であった。

プレースタイルも野球と同じで、豪快にかっ飛ばすルースと小技が得意なカップと好対照。試合形式は3試合、18ホールのマッチプレーで、2試合をとれば勝ちとした。

マスコミはやんやとはやしたてた。スコアでは敵わないカップがとった作戦は「心理戦」であった。野球でもカップはルースを野次ってカッカさせ、ホームランボールを凡打にしたことは数多くあったのだ。

「グリーンで先に長いパットを決めればルースは動揺する。ドライバーでは張り合わず、2打目を先に乗せる」

この作戦で1試合目、カップの勝ち。しかし、2試合目は挑発に乗らずルースがとる。

いよいよ勝負が決する3試合目。カップは2試合目まで、難しいショートパットは、すべてコンシード(OK)にしていた。

ところが3試合目ではどんなに短いパットでもOKを出さなかったカップに、ルースは怒り狂って自滅してしまったのである。カップは友人のマッチの鬼、ウォルター・ヘーゲンからこのアドバイスを受けていた。

結果、腕前では劣るカップの圧勝に終わったのである。「ルースほど飾り気のない素直な男はいなかった」。 だからこそスーパーヒーローになれたのであるが、このエピソードからでも冒頭のルースの言葉が漏れ聞こえてきそうではないか(エピソードはタイ・カップの自伝『野球王タイ・カップ』より)。

■ベーブ・ルース(1895~1948年)

本名ジョージ・ハーマン・ルース。ベーブはベービーからきた愛称。貧困家庭に生まれ、子供の頃は非行に走り矯正学校に入れられた。そこで生涯の恩人となる神父マシアスに出会い野球を教えられる。マイナーリーグのオリオールズからレッドソックスへ移籍。そこで最初、投手として芽が出て、次第に才能は長距離打者として開花していく。ヤンキースに移籍してから驚異的にホームランを量産し、背番号の3番は永久欠番に。ゴルフも大好きでシングル。飛ばし屋であった

こちらもチェック!