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【ゴルフせんとや生まれけむ】ニッチェ・近藤くみこ<前編>「彼に誘われて始めたゴルフに大ハマり!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、お笑いコンビ「ニッチェ」の近藤くみこさん。

私がゴルフを始めたのは、新型コロナウイルス対策の1回目の緊急事態宣言が明けた昨年の夏です。生活が大きく変わったので、自然に囲まれたところで緑に触れたいなと思っていたら、昨年11月に結婚した彼が「ゴルフいいよ!」と勧めてくれたんです。彼はそのときゴルフ歴3~4年で、ベストスコアが95か96くらい。たぶん私にゴルフを教えたかったんでしょうね。

それで彼とのデートでゴルフ練習場に初めて行きました。そのとき彼のクラブを借りて打ったら、ドライバーがちゃんと飛んだんですよ。今、思えばとんでもないことですよね。でも私、こんな体型ですけど(笑)、スポーツはもともと好きで、中学時代はソフトテニス部だったので「別にできるし!」くらいにしか思っていませんでした(笑)。

その後「コースもすごくいいから一緒に行こう!」と誘ってくれて、初ラウンドに行ったのが7月ごろでした。クラブは彼の知り合いの女性からハーフセットを譲っていただきました。そうしたらゴルフ、めちゃめちゃ楽しいじゃないですか! みんながやっていた理由がわかりました。

初ラウンドのスコア130台でした。ウッド系のクラブは側面が立っているからちゃんと当たるんですけど、アイアンがまったく当たらなかったんです。アイアンは側面が斜めになっているから、なんでこれが真っすぐ当たるのかわからない。だから構造のことをすごく聞きました。そうしたら「ボールよりも先の地面が最下点になるように打つんだよ」と言われたんですけど、自分の中ではまだしっくり来ていません。ただ、自分で考えて咀嚼しているうちに、ミートはしていないですけど真っすぐ飛ぶようにはなりました。

それと、私はソフトテニス部出身なので最初はめちゃめちゃスウェイしていたんですよ。「当たるからいいじゃん」と思っていたんですけど、やっぱりミート率が悪かったので、どうしたらミート率が上がるか聞いたら「動かないほうがいいよ」と言われたので、なるべく動かないようにシフトチェンジしました。そうやって不備が出たところを変えていったら、みんなと同じような打ち方になりました。

そうしたら、昨年の年末に100が出たんですよ。そのとき私は、自分にプレッシャーをかけないように何も考えていないフリをしていたのに、周りから「ここはちゃんとして!」とか言われ、100切りの日みたいな感じになっちゃいました(笑)。結局、100は切れなかったんですけど、その日からミスの種類が変わり、ダフってもチョロではなく、転がるダフリになったので、もうすぐ100が切れそうと思ったら、年明けに99が出ました。そして99が出た後、少し経ってから今度は92が出ました。そのときは私よりもゴルフ歴が浅い初心者の方と一緒だったので、ベストスコアを更新しようなんて思わず、気持ちが前のめりになりすぎていないのがよかったのかもしれません。

そんなわけで今、私はレディスティー、彼はレギュラーティーで、ハンディなしでラウンドしています。

後編につづく


近藤 くみこ

1983 年、三重生まれ。日本映画学校(現日本映画大学)在学中に江上敬子と知り合い、お笑いコンビ「ニッチェ」結成。2017 年、2018 年「女芸人NO.1 決定戦 THE W」で決勝進出。 レギュラー番組TBS「王様のブランチ」等。2020 年11 月1 日に一般男性との結婚を発表

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月27日号より