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スコア管理、ゴルフ談義、悩み相談…ゴルフの“生成AI”活用に関するアンケート結果<後編>【ニッポンゴルフ実態調査】

いまや多くの人にとって欠かせないツールとなりつつある「生成AI」だが、果たしてゴルファーはどの程度活用しているのか? どんなふうに活用しているのか? アンケート調査の結果を公開!

画像は生成AIで作成

>>前編はこちら

Q7. 役に立ったオススメの生成AI活用法は?

生成AIを活用しているゴルファーに、実際に役に立った生成AIの活用法について聞いてみた。回答の中からいくつかピックアップしてご紹介!

■「自分のドライバーシャフトの適性やより良いシャフトの提案」
■「ヘッドとシャフトとの相性を参考にリシャフトしました」

ヘッドに比べ、シャフトの情報は少ないことに加え、違いが分かりづらく、自分で選ぼうと思ってもどう選べば良いか悩ましい。生成AIに自分のスウィングスピードや球筋、現在のヘッドの情報などを入力することで、自分に合ったシャフトを絞り込んでもらえるのは確かに役立ちそうだ。

■「レッスンに通っていないと『これで合っているのか?』という疑問を自分で解決する必要があるため、絶対正解でなくても壁打ちにはよい」

仕事でも、アイデア出しや考えを整理するための壁打ちとして生成AIを活用している人も多いが、ゴルフでも、自分の今の悩みや課題を吐き出し、客観的に分析したり、解決法を探ったりするのに向いている。


■「クラブセッティングやリシャフト情報、技術面でもYouTubeとは違い自分の悩みにアドバイスくれるので助かってます」
■「クローグリップに合うパターグリップ探しやボール探し、普通に探すと結構時間がかかるのが、幾つかの種類に絞ってくれるので助かります」

たとえばスライスに悩んでいる場合でも、その原因は千差万別。ネットで「スライス解消」で検索しても、出てきたレッスン記事や動画が自分のスウィングタイプに合っているとは限らない。また「クローグリップに合うパターグリップ」など、通常の検索ではたどり着くのに時間がかかりそうな情報をスムーズに手に入れられるのはありがたい。

■「興味あるクラブの特徴などをリスト化して比較する」

同じメーカーのクラブの比較であればメーカーのホームページを見れば良いが、違うメーカーのモデルを比較検討する際には、生成AIは非常に有用。最新モデルだけでなく過去のモデルとの比較にも役に立つ。

■「動画やスウィングデータをアップロードして解析してもらい、修正すべきスウィングを修正するか、スウィングに合うシャフト、クラブを提案してもらう。ラウンド中は、音声入力で、左足下がりの打ち方などスウィングのアドバイスをもらう」

スウィング動画をアップして改善法のアドバイスをもらうという活用の仕方をしている人は多かったが、ラウンド中に状況に応じた打ち方をアドバイスしてもらっているという人も。最近ではAI機能を搭載したサングラス(スマートグラス)などもあるので、どう打ったらいいか分からない状況などでAIに相談するという使い方も一般的になってきそうだ。もちろん競技ではNGだが、スロープレーにならない範囲で活用すると、上達に役立ちそうだ。

■「スウィングの解析。日々保管、投稿しておくと調子の悪い日のスウィングの違いを指摘してくれる

調子が悪くなったときに、何が原因かは自分ではなかなか分からない。定期的にスウィング動画を撮ってそれを生成AIにアップしておくことで、調子が悪いときに、良いときと何が違うのかをAIが指摘してくれるという。

■「コンペのルールを決めることや運営の決まり。ダブルペリアの細かな設定や、連続優勝者のみ固定ハンディにする際のハンディの決め方」

コンペの幹事を任されたとき、参加者のレベルや予算に応じたコースの選定からコンペのルール、賞品の選定、組み合わせ表の作成など事前の準備がけっこう大変。そういうときに生成AIを活用することで、かなりの時短につながりそうだ。

■「スコアカードを読み込ませてスコア管理する、同じコースのスコアから得意なホール、不得意なホールを分析し、対策を示してもらう」

手書き派の人はスコア管理を手入力でやろうと思うと大変だが、スコアカードを撮って生成AIにアップロードすれば、簡単にデータ化できる。データを蓄積していくことで、いつもスコアを崩しがちなホールなど傾向を分析することができ、対策を練ることができる。

■「生身の人間相手だとなかなかできない本当にマニアックなクラブ談義に付き合ってくれる」

「ゴルフ談義」はゴルフの楽しみのひとつだが、ゴルフレベルが違う人だと話が合わなかったり、ギアに興味がない人だとギアの踏み込んだ話ができなかったり……。AIなら、どんなマニアックな話題にも反応してくれ、相手が興味があるかどうかを気にすることなく雑談できるのはうれしい。

ほかにもこんな活用の仕方をしている人も。

■「画像編集。キャディさんや第3のカメラマンがいない時に、3人ごと交替で写真撮って、その2枚の写真を4人の集合写真にGeminiに合成してもらいました。とても自然な出来でびっくり。逆にどんなふうにでも合成、修正可能な実態に少し怖くなる。悪用に注意」

■「旦那と練習やラウンドに行くと、教え魔(それも上から)になり、だんだんエスカレートしてくるので、こちらの気分が悪くなってくるのですが、そういった際に生成AIに愚痴を聞いてもらって、気分転換や憂さ晴らしをしています」

間違った情報に注意

生成AIはゴルフでも非常に有用な一方で、回答結果がすべて正しい情報とは限らない点にも注意が必要だ。アンケートではこんな声も多かった。

■「ギアのスペック情報を間違っている」
■「コースの情報に時々誤りがある」
■「ゴルフルールにおいてChatGPTとGeminiで全く逆の回答だったことがある」

■「最新クラブ情報がアップデートされていなかった」

生成AIはネット上の有象無象の情報を元に回答を生成するが、ネットに上がっている情報が必ずしも正しいとは限らない。また、AIは分からないことを分からないと認めずにもっともらしい嘘をつくことがあり(=ハルシネーション)、とくにゴルフなどの専門性の高い分野の場合、ハルシネーションが起こりやすい。回答の精度を上げるために、次のような工夫をしている人もいた。

■「ハルシネーションを避けるために複数AIを使い回答を精査しています」
■「生成AIのセカンドオピニオンを行うと精度が上がる」
■「前提や自分の知識レベル、経験値、具体的な状況、状態を伝えて質問する。AIは、1つの切り口で掘り続けるので選択肢と複数の提案を要求するとよい」

生成AIはうまく活用すればゴルファーにとって役に立つことは間違いないが、すべての情報が正しいとは限らない。アンケートに回答してくれた先達の意見も参考にしつつ、上手に活用してゴルフの上達に役立てよう!