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【ゴルフはつづくよどこまでも】Vol.264 やったことがないことにチャレンジする

高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今週もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。

PHOTO/Tadashi Anezaki

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  • 高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今週もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。 PHOTO/Hiroaki Arihara >>前回のお話はこちら ゴルフやってたら、当たれへん、飛べへん、アプローチしたらざっくり……そんな不調や悩みなんかは当たり前のようにあります。でも若い頃のそれと、歳いっ……

今年のシニアツアーの開幕戦は、僕が所属するユニテックスの「南紀白浜ゴルフ倶楽部」で開催されます。毎年、オフにはこのコースでミニキャンプをさせてもらっているんですが、今年も僕を含めて4人で1週間弱。ラウンド中心の合宿を行いました。

メンバーは僕の弟子というか、日頃から見させてもろてる男子プロの加藤龍太郎くんと女子プロの木下彩さん。そしてJAGA(日本アーティスティックゴルフ協会)会長の小島謙太郎くんの3人です。

JAGAというんは、師匠の高松志門さんと僕と、小島くんの3人で「曲打ち」の技を芸術レベルまで究めようという気持ちで立ち上げた団体で、小島くんは、僕は言うまでもなく、志門さんをも超えるほどの曲打ちの腕を持っているツアープロです。

今回の合宿では若い2人に、僕や小島くんの“技”を見せ、自分で実際にやってみて、そのなかから自分のゴルフに生かせるものを発見してほしいという思いもあったんです。

というのは加藤くんも彩さんも、ここのところちょっと伸び悩みというか、“詰まった”状態にあるので、そこを打開するには、今までやったことがないことに挑戦することが大事やなと思ったんです。

2人ともプロになって数年経ってますから、詰まった状態を打開するんは、ひたすら球を打ったり、普通にラウンドを繰り返していてもなかなか難しい。そこで大事なんは、やったことがないことにチャレンジすることです。

人間は初めて何かにトライしたときに、ワクワク感と、それが上手くいった時の達成感で脳内にはドーパミンなんかのものすごいよいホルモンが出ていると言います。今回の合宿で「これやってみい」といってやらせた、普段ではやらないような打ち方にチャレンジした後の、若い2人の喜々とした顔を見てたらわかります。

詳しいことは、近々掲載する週刊ゴルフダイジェストの特集記事で見てもらえばと思いますが、アマチュアの人にはほんとタメになりまっせ。

練習場でも、1球10円だから無駄にできんと必死に打つんやなく、遊び球、無駄球をやらなあかんです。とにかくやってみる。進歩はその1歩目が出るかです。

「僕こそ、若いもんにいろいろと学ばせてもらいました。特集、楽しみにしてや~」

奥田靖己

おくだせいき。1960年、大阪生まれ。93年日本オープンなど6勝。シニアで2勝。ゴルフの侘び寂び、温故知新を追求する

週刊ゴルフダイジェスト2026年3月3・10日合併号より