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【ゴルフせんとや生まれけむ】袴田彩会<後編>「101歳の祖父は現役エージシューター」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きアナウンサーの袴田彩会氏。

>>前回のお話はこちら

私のゴルフ歴はまだ2年半ですが、静岡にいる家族はゴルフが大好き。特におじいちゃんと父はずっと昔から熱心なゴルファーです。特に「すごいなあ」と私が身内ながら感心しているのが、この9月に101歳になったおじいちゃんです。医師であり、今でも現役のゴルファー。78歳で初めてエージシュートをしてから何十回も記録していて、静岡新聞に取材されたこともあるんですよ。

子どもの頃、夕方になると決まって庭のほうからコツン、コツンという音が聞こえてきて。「何だろう?」と思っていたんですが、おじいちゃんのアプローチ練習の音でした。診察が終わったらゴルフの練習をするのが何十年にも及ぶおじいちゃんのルーティンなんです。真夏でも真冬でも、夕方4時くらいになってコツン、コツンという音が聞こえてくると「そろそろ夕飯だな」というのが昔も今も袴田家のお約束のようになっているんです。


私がゴルフを始めたことはおじいちゃんも知っていて、私は「一緒に回りたい」とお願いしているんですけど、「今のスコアじゃまだまだダメだなあ」ってOKをくれないんですよ(笑)。確かにベストスコア121ではおじいちゃんに迷惑をかけるかもしれないので、何とかスコアを少しでも縮めておじいちゃんと一緒に回ることが今の私の夢ですね。

おじいちゃんの健康長寿の秘訣って絶対にゴルフだと思うので、私としてはずっと続けてほしい。でも、おじいちゃんのほうから「そろそろ引退かなあ」という話も出てきて……。それまでに何とかおじいちゃんとのラウンドを実現しなくちゃなりません。

それと、もう一つの夢というか、これは目標なんですが、父を超えること。父とも一緒に回ったことはないんですが、この間聞いたら平均スコアは90後半で、調子が悪いと100を叩くこともあるらしいんですよ。となると、これはもう私にとって絶好の目標じゃないですか(笑)。「頑張れば父に勝てる!」と思いながら今一生懸命練習しているところです。

ただ、練習していて「いい感じだな」と思っても、ラウンドに行くと同じことができない。あれ、なんででしょうね。特にどのクラブが苦手というのはなくて、その日によって良かったり悪かったり、安定していないんです。でも、一番の問題はやっぱりドライバーかな。いい時と悪い時の差が激しすぎて、ダメな時は泣きたいくらい。これを何とか安定させて、できれば200ヤード、それも真っすぐ飛ばせるようにしたいですね。2打目以降が楽になってマネジメントが変わるはず。

そして最後にちょっとPRを(笑)。女性ゴルファーはとにかく荷物が多くなりますが、ミニスカートやショートパンツをはく際、重ねばきするスパッツ(インナーパンツ)やストッキングもそのひとつ。で、これを忘れた経験のある人は少なくないと思うんです。私もですけど(笑)。そこで私がプロデュースしたのがスパッツ風仕様のストッキング「AllMine」。パンティ部分が黒のタイプは、ストッキングとスパッツを重ね着しなくて済むんです。これで荷物も忘れ物も減らせますよ(笑)。

袴田 彩会

はかまだ・あやえ。1990年生まれ。静岡市出身。静岡高校、青山学院大学を卒業後、東北放送のアナウンサーとなり、現在はフリー。「プロ野球ニュース」やYouTubeの「里崎チャンネル」でもおなじみ

週刊ゴルフダイジェスト2025年11月11日号より