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【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.167「シャフトを替える前に、まずグリップ替えてみない?」

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!

ILLUST/Masaaki Takauji

>>前回のお話はこちら

  • 家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載! ILLUST/Masaaki Takauji >>前回のお話はこちら 「1%」これ、何の数字だと思う? 失礼を承知で言うけど、1%は……

「こんなときだからこそ~」

最近よく聞くフレーズだよね。

こんな時だからこそ本を読もう。こんな時だからこそ料理をしよう。こんな時だからこそ体を鍛えよう……。いろんな提唱があるけど、ボクの「こんな時だからこそ」のおすすめは、グリップ交換。

まさかとは思うけど、めちゃくちゃすり減ったグリップや、穴が開いてシャフトが見えるグリップを使ってはいないだろうか? そんな人は、即、交換しましょう。指の形がくっきりついたグリップは、握り方をガイドしているとみなされ反則になることもあるし。まぁ、そこまでじゃないにしても、ボロボロのグリップはスウィングに悪影響を及ぼすことはあっても、好影響をもたらすことはない。ということで、ボクは最低でも1年に1度は替えている。

使っているのは、ゴルフプライドのラバーグリップ「CP2 Pro」。うたい文句が、ゴルフプライド史上最もソフトと言うだけあって、表面がめちゃくちゃ軟らかいんだわ。指がムニュッてめり込むイメージ。もともとグリッププレッシャーがめちゃくちゃ強いせいもあるけど、雨が降っても、汗をかいても、いまだかつて一度も滑ったことがない。すごく気に入っている。

グリップの硬い、軟らかいは、振り心地にも影響する。同じスペックのドライバーでも、硬いグリップを挿したものと、軟らかいグリップを挿したものとでは、ぜんぜん振り違う。前者よりも、後者のほうがシャフトを軟らかく感じるのだ。その証拠に、レディスクラブは大体軟らかいグリップが挿さっている。なので、「このシャフト、ちょっと硬くて振りにくいな」と思っているクラブがあれば、まずシャフトを交換する前に、軟らかいグリップに交換してみる、っていうのもアリ! もちろんグリップの重さによってバランスも変わるので、簡単にはいかないかもしれないけど、それでフィーリングがよくなれば、ラッキー。シャフトは1本5万円するけど、グリップなら1本2000円。めちゃくちゃ、いいお金の使い方だと思う。

総じて、プラスチック系のグリップはゴム系よりも硬いけど、もちろん、そっちのほうが好きなら、それでもかまわない。プラスチック系は色もカラフルで可愛いしね。あと劣化もしにくいので、汗かきさんにもおすすめ。

太さは、方向性重視なら太いもの。飛距離重視なら細いもの。一般的にはそう言われてるけど、まぁ、手の大きさにもよるしね。とりあえず、ショップにはたくさんの種類が置いてあるから、いろんなものを握ってみて、しっくりくるものを選ぶといいんじゃないかな。

ちなみに、バックライン「あり」「なし」に関しては、個人的には好みでいいと思っている。ボクは適当に握りたいので、なし派。たまに、ウェッジだけバックラインあり、っていう人がいるけど、それはさすがに統一することを勧めたい。


全員がチャンピオン! 二宮家

(左から)●慎堂(ボク)1983年生まれ。13、15年四国アマ優勝。HC+2。ベストスコア59 ●英二(父)1958年生まれ。90、95年四国アマ優勝。HC0。練習場経営 ●薫(母)1960年生まれ。94~97、01、03年四国女子アマ優勝。HC2。主婦 ●歌奈子(妹)1985年生まれ。07年四国女子アマ優勝。HC5

週刊ゴルフダイジェスト2020年8月25日号より