【ゴルフせんとや生まれけむ】橋本志穂<後編>「79」でベスト更新! ゴルフの神様が見ていてくれたのかも…
ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続き元アナウンサーでタレントの橋本志穂氏。
ベストスコアは長らく「83」でした。普段のラウンドでは「80台で回れたらいいな」くらいの意識で、83は何回か出ていたのですが、“83の壁”にぶつかり、突破できませんでした。それが今春、79が出まして。するっと80を切っちゃったんです。もちろん、OKなしです(笑)。4組のコンペだったのですが、総合優勝、女子優勝、ベスグロ、ニアピンは4つのうちの2つを取ってしまいました。なんだかその日は絶好調で、何が良かったとかじゃなくて、すべてが噛み合ったという感じ。主人(ガダルカナル・タカ)からは「もうしばらくは破れないベストを出したなー」と言われております。今回はゴルフダイジェストさんに「うちのカミさんがすごいベストを出した」と、すでにお話ししていたとか。触れ回っちゃってお恥ずかしい(笑)。
主人とのゴルフ歴も長いです。私は結婚してから上京したこともあり、当時は東京に友達もいませんでしたが、退屈とか孤独とかとは無縁でした。まず上京してから3日間連続で神宮のゴルフ練習場に連れて行かれました。大学の授業でゴルフを始め、社会人時代も仕事関係のコンペなどに出ていて、110とか120くらいで回れてはいたのですが、主人の教え方はそれはそれはスパルタでした(笑)。球数も打ちましたし、東京での車の運転も神宮への行き帰りで覚えました。
最初は主人の運転で助手席に座っていたんですけど、すぐに「運転して」と言われて。「道? 昨日、助手席で何を見てたの?」って。怖いでしょう(笑)。でも、ゴルフの行き帰りは運転が付き物。いつも主人の助手席に座っているだけでは、これだけゴルフを通じた人間関係が広がらなかっただろうと思っています。おかげさまで、何でも一人でできるゴルファーになりました(笑)。
アナウンサー時代、当時は人が少なかったこともあって、取材から原稿書きからアナウンスまで全部やっていたことを思い出します。今は人も増えて体制も変わっていると思いますが「ツチノコが出た」と一報が入って、カメラマンさんやアルバイトの大学生と一緒に現場に出たりしていたな……。あ、ツチノコじゃなくてオオサンショウウオでした(笑)。そうそう、私、生き物も大好きで、コースでミミズを見つけたら「ミミズさんたちが土壌を豊かにしてくれるから私たちがゴルフできるんだ」と感謝しながら、土や水のある所に移したりしています。ベストスコアの79は、そんな姿をゴルフの神様が見てく
れていたのではないか、とも思っています(笑)。
ラウンドでご一緒したら、メンバーの動画を撮ってショートムービーにしてすぐにお送りするのが習慣になっています。これが大好評(笑)。「ありがとう」「楽しかった」と言われると私もうれしくなります。人に喜んでもらうのが大好きなんです。今後も、ゴルフのお誘いには「NOと言わない橋本志穂」を貫きます! もちろん、ベストスコア79の更新も目指しますよ。更新した折には、またガダルカナル・タカがご連絡すると思います(笑)。
橋本 志穂
福岡県福岡市出身。中学から高校にかけ全国都道府県対抗女子駅伝にも出場した中長距離ランナー。FBS福岡放送の報道記者、アナウンサーを経て、タレントのガダルカナル・タカとの結婚を機にタレントに。ベストスコア79
週刊ゴルフダイジェスト2024年9月17日号より