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ついついやってしまいがち…! 「出べそ」になるのはいったいどこから?【明日使えるゴルフ用語】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。


でべそ


ホールの第1打=ティーショットを打つ区域はティーマーカーによって定められており、ティーイングエリアと呼ばれる。2つのティーマーカーの前端を結ぶ線と、そこから2クラブレングスの奥行きがある長方形のエリアで、ティーショットはそのエリア内から打たなければならない。

しかし少しでも前に飛ばしたいゴルファーは、ティーイングエリアの前端ギリギリにティーアップすることが多く、ややもするとティーマーカーよりもボールが前方に飛び出た状態で打ってしまうことがあう。

このような状態を「でべそ」と呼び、ボールを打つと2罰打という重い罰が科せられる。でべそをした場合は、ただちにティーイングエリア内にティーアップして、打ち直す必要がある。もし誤りを訂正せずにプレーを続け、次のホールのティーショットを打った場合、競技では失格となる。

でべそでプレーした分はストロークにカウントされないので、気づいたらすぐにティーイングエリアに戻って打ち直すようにしよう。2罰打を受け、打ち直しは3打目となる。

ちなみに、でべそになるのはボール全体がティーイングエリアの外にある場合のみ。ボールの一部でもティーイングエリアにかかっていればでべそにはならない。とはいえあまりにギリギリだと、でべそと疑われかねないので、少し余裕をもってティーアップしたい。400ヤードのホールで10センチ前から打ったところで、セカンドが有利になるわけではない。2罰打のリスクを冒してまでギリギリにティーアップするメリットはないといっていいだろう。