Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • コラム
  • 「無意識に隣の人のビールを…」“お酒とゴルフ”に関するアンケート結果<後編>【ニッポンゴルフ実態調査】

「無意識に隣の人のビールを…」“お酒とゴルフ”に関するアンケート結果<後編>【ニッポンゴルフ実態調査】

日本のゴルファーの実態や実情をアンケート調査によって明らかにする「ニッポンゴルフ実態調査」。今回は、ゴルフ特有の文化ともいえる、ラウンド中の飲酒についてのアンケート結果、後編をお届け。

ゴルフとお酒に関するアンケート結果、前編では、ゴルフでお酒を飲む派と飲まない派がほぼ半数に分かれた。

では、飲む派はなぜ飲むのか、飲まない派はなぜ飲まないのか、それぞれの理由を聞いてみた。

Q3. ゴルフでお酒を飲む理由は?

まずは「飲む派」から。ゴルフでお酒を飲む理由としては、「ゴルフ場で飲むお酒は格別」「単純にお酒が好きだから」「よりゴルフの楽しさが増す」の3つの項目が40%以上の票を得た(複数回答可)。


少数ではあるが、「飲んだほうがスコアが良くなる」という人も(5.8%)。前半ボロボロだったが、お酒を飲んだ後半はいい具合に力が抜けてスコアが良かった、という経験を持つ人もいるだろう(逆のパターンもあるが……)。

Q4. ゴルフの日にお酒を飲むタイミングは?

ゴルフでお酒を飲むのはお昼の休憩時が一般的だが、なかには朝の電車から飲み始めるという強者もいる。ゴルフの日にお酒を飲むタイミングを聞いてみると、やはり「昼の休憩時」が圧倒的で92.3%。

次いで多かったのが、「前半ハーフのプレー中」で46.0%。「飲む派」の実に半数近くが、昼まで我慢できず前半のプレー中にプシュッと缶を開けてしまうようだ。途中の茶店で「今日のゴルフはもうダメだ!」と言いながらビールを注文する光景が目に浮かぶ。

アンケートでは、「朝の電車内」から「プレー中」、「ラウンド後の居酒屋やバー」、そして「帰宅後の晩酌」と、すべてにチェックが入っていた人も1人だけいた。ここまでくると、ゴルフはもはやおまけといっていいかもしれない。

Q5. ゴルフのときに飲むお酒でいちばん美味しいと思うのは?

これは大方予想がついたが、やはり「ビール」が84.3%で1位。冬場にアンケートを取ると割合が少し減るかもしれないが、前半のハーフを終えてレストランで飲むビールの味は格別。普段あまりビールを飲まないという人でも、ゴルフ場だけはついビールを注文してしまう人は少なくないだろう。

Q6. ゴルフでお酒を飲まない理由は?

続いては、「飲まない派」の理由。最も多いのは「クルマの運転があるから」で70.9%。ゴルフ場への来場手段はクルマが多く、乗り合わせでない限りは、運転があるためお酒が飲めないのは当然。電車で来た仲間が飲んでいる姿を泣く泣く眺めている人もいることだろう。

ほかに多かった理由としては、「真剣にゴルフがしたいから」(50.8%)「スコアに影響が出そうだから」(40.2%)「ゴルフ場へ来てまでお酒を飲む理由が分からない」(32.3%)など。ゴルフをスポーツとしてとらえ、ゴルフという競技そのものを真剣に楽しむために来ているのだから、あえてお酒を飲む必要はないという考え方の人が多いようだ。

その他の意見としては、熱中症や脱水症状の危険性や健康上の理由を挙げる人もいた。

Q7. ゴルフでのお酒にまつわるエピソード、失敗談など

最後に、ゴルフでのお酒にまつわる失敗談について聞いてみた。

「真夏にお酒飲みながらプレイしたらぶっ倒れました。それ以降飲まないようにしてます」
「私はありませんが友人が酔って転び足を骨折したのを見ました」
「接待ゴルフで得意先の取扱いブランド以外の銘柄を頼んでしまったことがある」
「まだ100切りしたことがない頃、前半45で100切りチャンスが到来したが、お昼に先輩に勧められて普段飲まないビールを飲んだところ、後半スタートで3連続OB、結局後半は60を叩いてしまった」
「前半38でビールを飲まなかったら、後半50近く叩いてしまった。ルーティンを変えてはいけないとわかった」
「酔い潰れてカートで寝ている同伴者を見て絶対にああはなるまいと思った」
「以前は飲んでいたが、止めた後、無意識に隣の人のビールを飲んでしまった」
「終了後の19番ホールで飲みすぎて、帰りの電車で行ったりきたり、いつまでたっても自宅の最寄り駅で降りられず、終電を逃したことがあります」
「プレー代の支払いを忘れてロッカーキーを持って帰った。翌日、宅急便で送付し、プレー代も振り込み。余計な出費とご迷惑をおかけしました」

ゴルフは多くの人にとって趣味であり娯楽のひとつであるが、複数人でプレーする以上、自分だけが楽しければそれでいいというものでもない。お酒を嗜みながらのプレーは自由だが、ゴルファーとしての節度を保った範囲で楽しんでいただきたい。