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【只今コージ中!】Vol.114 トヨタ・新型「アルファード エグゼクティブラウンジ」はまさに動くラグジュアリーホテルだ!

ゴルフ好きの自動車ジャーナリスト・小沢コージがゴルフに最適なクルマを求めて奔走する連載「小沢コージの只今コージ中!」。第114回はトヨタ・新型「アルファード」の実力をチェック!

PHOTO/Hirohiko Mochizuki THANKS/加茂ゴルフ倶楽部

小沢コージ
各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」(毎週土曜17時50分~)に出演中。YouTubeで「KozziTV」を配信。ゴルフ歴は約20年のエンジョイ派でハーフラウンド好き

今まで小沢は自分で運転するならメルセデスベンツGクラスかレクサスLXなどセレブリティSUV、運転手付きで乗るならトヨタ・センチュリーが最高のゴルフデートカーだと考えていました。

しかし、基準の見直しが来たようです。今や街中で見ぬ日はないラグジュアリーミニバンのトヨタアルファード&ヴェルファイアですが、先日デビューした新型がマジで凄い。

サイズはほぼ変わらぬものの、エクステリアは一体感が増してエレガントになり、インテリアは上質マテリアルをふんだんに使ったうえ、おもてなし機能を一新させて高級ホテル顔負けになり、走りも骨格からやり直して欧州セダン並みの静粛性としっかり感を獲得。


この全方位的進化により、運転手付きでゴルフデートに行くなら絶対コレ! 特に最上級エグゼクティブラウンジの2列目ボックスシートの出来の良さったらなく、これで喜ばない女性がいるのか? という出来。

スタイリング面で大きいのはサイド造形の進化。かつてのミニバンは顔で勝負でしたが、サイドの抑揚をより深く取れるようになり、リアにかけての優美なワンモーションフォルムを獲得。まさに闘牛のワイルドなお尻のごとき塊感です。

ボックスシートも骨格から一新。フロア接合面に車両用ではおそらく初となる防振ゴムを採用。シート表皮のウレタンも二重構造で、しかも座面と背もたれでそれぞれ最適化。座り心地が根本的に向上したのはもちろん、オーバーヘッドコンソールによる優れた操作性や、スイッチひとつでシート角度から空調からシェード開閉まで設定できる新機能も獲得。

走りに関してもトヨタ自慢のTNGAプラットフォームを初採用。加えて独自補強をフレームやフロアから接着剤にまで加え、エンジンもメインの2.5リッターハイブリッドを、パワーと同時に燃費性能も引き上げて環境負荷まで低減。

当然のことながらラゲッジも巨大で、大人4人がゆったり座った状態でゴルフバッグをラクに4コ以上収納。

欧州プレミアムセダンのリア席でゴルフデートに行くなら、広さとクオリティの面で新型アルファードのエグゼクティブラウンジシートのほうがいい。

彼女やお客様をおもてなしするうえでニッポンのラグジュアリーミニバン以上のクルマはないと小沢が断言しましょう。

(左)3列シートを跳ね上げてできる大きなラゲッジスペース。4本は当然で、8本や12本だって入るかも!?/(右上)メーターはフル液晶タイプ、14インチ巨大ディスプレイを標準装備とデジタル化が進んだ/(右下)超大型フロントグリルや抑揚のあるサイドシルエットで高級感あふれるデザイン


トヨタ

アルファード エグゼクティブ ラウンジ

全長×全幅×全高/4995×1850×1945mm
メーカー希望小売価格/850万円~

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月19日号より