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「パーオン」は日本独自の表現だった! 英語では何と言う?【ゴルフ″和製英語”辞典】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語は、実は日本独自の「和製英語」であるケースも少なくない。意外と知らない”和製ゴルフ英語”をご紹介!

パーオン

規定打数(パー3なら3打、パー4なら4打、パー5なら5打)よりも2打少ない打数でグリーンに乗せることを「パーオン」という。2パットでカップインさせればパーで上がれるようにオンさせたから「パーオン」。

ツアーの公式記録の項目にも「パーオン率」というものがあり、18ホール中、何ホールでパーオンに成功したかを示す。グリーンを確実にとらえるショット力の高さの指標となる。このように、ゴルファーには馴染みのある単語である「パーオン」だが、実は和製英語。

英語では「green in regulation」(略してGIR)などと呼ばれる。規定打数(より2打少ない打数)でグリーンに乗せる、という意味合いだ。米ツアーのウェブサイトでスタッツ(記録)の項目を探しても「Par on」というフレーズは見つからないので注意しよう。

ちなみにグリーンに乗せたときの「ナイスオン!」も海外ではあまり使わない表現。英語では「Good approach」(approachは日本語のアプローチとは違い、広くグリーンを狙うショットを指す)や「Good up」などと表現する。

ラウンド中に最もよく使用する掛け声のひとつ「ナイスショット」も、間違いではないが、英語では「good shot」「good drive」のように「good」を使うほうが一般的。併せて覚えておこう。