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最近日本で達成されたギネス記録「1時間44分32秒」これ、何の数字? 【ゴルフの数字】

4人1組、1ラウンド18ホール、パー72……ゴルフにまつわるいろいろな数字。知らなくてもゴルフはできるけど、知っていればゴルフがもっと楽しくなる! 今回は「ゴルフボールリフティング」の世界記録を取り上げる。

2022年に日本で更新!

ゴルフのギネス記録には、「ドライバーで515ヤード」「24時間で851ホール」と、常人には不可能とも思えるとんでもない記録が多く、なかなか挑戦しようという気にはならないだろう。

しかし、つい最近日本で更新された記録は、人並外れた筋力や体力がなくても達成できそうな、比較的“身近”な記録だ。それが「ゴルフボールリフティング」。

文字通り、ゴルフボールを地面に落とさないようにクラブで弾き続けるもの。

2022年の12月30日に記録を更新したのは、山口県に住むイワン・リャ・ウィジャヤさん(インドネシア出身)。2020年の秋からゴルフボールリフティングの練習をはじめ、ギネス記録に挑戦。その記録はなんと「1時間44分32秒」! 新幹線のぞみで東京から名古屋へ行く間、ずっとリフティングをしていると考えると分かりやすいだろうか。

実は2022年4月に、静岡県の会社員・大畑雄次郎さんがそれまでの記録を4年9カ月ぶりに更新していたのだが(1時間41分31秒)、その記録をイワンさんが8カ月で更新してしまったそう。いずれにせよ、2人ともすごい集中力だ。

“二刀流”も日本で更新されていた

ゴルフボールリフティングにはもうひとつ、「二刀流」での記録もある。左右の手でクラブを1本ずつ持ち1個のボールを交互に打ちリフティングするもので、先述の大畑さんがこちらに挑戦。「1時間2分32秒」の記録を出して、2022年11月にギネス記録に登録されている。

これまで本コーナーで紹介したギネス記録と比べると、自分でも可能性があるのでは? 思われるかもしれないが、実際やってみると、そう簡単ではないことに気づくはずだ。サッカーのリフティングは自分の足で大きなボールを蹴るが、ゴルフのリフティングはクラブを介しているうえ、小さなボールを小さなフェース面でとらえ続けなければならない。

重いクラブを操作し続ける体力ももちろんだが、わずかなミスも許されず、高い集中力を維持する必要がある。

とはいえ、コースに行く必要もなく、自宅でも気軽に挑戦できるだけに、腕に覚えのある人はチャレンジしてみてはいかがだろう。フェースで確実にボールをとらえる技術や集中力は、ゴルフの上達にもきっと役立つはずだ。