全打席トラックマン設置、最新鋭パット施設完備のインドア練習場が札幌に登場
トラックマンやパットビューといった最新機器を備えた超本格派の屋内練習場が札幌に誕生する。
トラックマンといえば弾道データからクラブの挙動までショットに関するあらゆるデータを取得できる解析機器で、今やプロのみならず一部アマチュアにまで浸透しているおなじみのもの。
先般、札幌にオープンした「ジ・イーグル・ゴルフ」では、屋内の全19打席にトラックマン4を設置。
すでに全打席の弾道データ(の一部)を解析できるトラックマンレンジやトップトレーサーは全国のゴルフ練習場でも普及しつつあるが、より詳細で精度の高いデータ取りができる同機器がこれだけ設置されている練習場は世界的にも珍しいという。
それだけではない。同練習場によれば、実際の地形データをスキャンし、傾斜やラインを可視化できる”パットビュー”も導入。パット時のラインが可視化されるため、最適なストロークやパッティングテンポを体感できるようになることから、多くのプロが練習に取り入れ始めている。
さらにパッティング解析システム”キャプト”も導入。これはインパクト時のフェース向きやライ角、ストローク軌道やボールの打ち出し角まで、パッティングで重要となる16項目を数値化する機器で、その人のストロークを「丸裸」にする優れものだ。
練習ブースだけでなく、完全個室が3部屋用意され、VIP気分も味わえる趣向になっている。会員制でレギュラー会員が入会金2万円(法人は4万円)、月額2万8000円(VIP会員は5万円、法人会員は6万円)。プレオープン期間の1月31日までは入会金不要だという。
グランドオープンは2月1日(予定)、その前には藤田寛之や芹澤信雄らが参加予定のイベント「札幌シニアオープンペアマッチ選手権」が同施設で開催される予定だ。
同練習場の経営母体は(株)正栄プロジェクトという会社で、過去にツアー競技ではないが、賞金総額4000万円の「札幌オープンゴルフチャリティートーナメント」を開催している。
ちなみに同社は北海道を中心にパチンコ・スロットホールを経営しているが、同ゴルフを皮切りにゴルフ事業参入へと舵を切ったようだ。
週刊ゴルフダイジェスト2023年1月24日号より