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絶対に入れたくない! 「アリソンバンカー」ってどんなバンカー? 由来は?【明日使えるゴルフ用語】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。

これぞアリソン! 川奈ホテルGC富士C14番(PHOTO/Hiroaki Yokoyama)


アリソンバンカー


ただでさえ厄介なバンカーだが、中には背丈の倍はあろうかという深いバンカーも存在する。脱出するだけでも困難なこうしたバンカーは、ときに「アリソンバンカー」と呼ばれる。

アリソンとは、イギリス出身のコース設計家、チャールズ・ヒュー・アリソンのこと。アリソンは東京ゴルフ倶楽部に招かれて1930年に来日すると、約2カ月半の滞在中に、東京GC朝霞Cのほか、川名ホテルGC富士C、廣野GC、茨木CC東C、霞ヶ関CC東C、鳴尾GCなど、数多くのコースの設計や監修、改造に携わっている。

アリソンの設計した川名のバンカーが非常に深く、アゴがせり出していて難しかったこと、また、その後設計された多くのコースでこのバンカーのスタイルが模倣されたことから、敬愛と畏怖を込めて、深いバンカーのことを「アリソンバンカー」と呼ぶようになった(日本独自の呼称)。

アリソンバンカーというと、千葉県の我孫子GCを思い浮かべる人も多いかもしれないが、我孫子GCの設計は実はアリソンではなく、赤星六郎。赤星は、アリソンが来日した際、接待役として行動をともにし、設計思想において大きく影響を受けた。そのため我孫子GCのバンカーがアリソンの設計を彷彿とさせるのは当然といえば当然である。

深いバンカーに入れてしまうと絶望的な気分になるが、日本のコース設計に多大な影響を与えたアリソンに思いを馳せ、設計家が仕掛けたワナを楽しみながら攻略に挑んでもらいたい。