「バックスウィングでボールが揺れて見えた」中島啓太のプロデビュー戦は48位タイ
男子アマチュア世界ランキング1位の中島啓太が、パナソニックオープンでプロデビューした。
PHOTO/Hiroaki Arihara
中島は、2018年のオーストラリアンアマ、アジア競技大会、2021年の日本アマ、アジア・パシフィックアマを制し、パナソニックオープンでは史上5人目のアマ優勝を飾った。松山英樹、金谷拓実に続いて世界アマランク1位になり、今年、アマゴルフ界の最高栄誉、マーク・マコーミック賞を2年連続で受賞した。
アマチュアとしてこれまで出場した日本のレギュラーツアーの試合は、2015年のHEIWA PGM CHAMPIONSHIPを皮切りに29試合。優勝1回、ベストテン4回、予選落ち8回、棄権1回で、予選突破率は約7割だが、優勝した昨年のパナソニックオープン以降、予選落ちはない。プロ宣言前の今シーズンの平均ストロークは、70.227でランキング5位に相当する。
プロ初日の第1打のとき「めちゃめちゃ緊張した。バックスウィングでボールが揺れて見えた」と振り返る中島のプロデビュー戦は、48位タイというほろ苦い結果。松山、金谷と同じ世界ランク1位から鳴り物入りでのプロ宣言、先を行く2人を追いかける中島啓太の疾走が始まった。
アマチュア時代の戦績
中島啓太
プロ転向 | 2022年9月(22歳) |
出場 | 29試合 |
優勝 | 2021年 パナソニックオープン |
最少スコア | 63 |
ベストテン | 4試合 |
予選落ち | 8試合 |
棄権 | 1試合 |
金谷拓実
プロ転向 | 2020年10月(22歳) |
出場 | 21試合 |
優勝 | 2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ |
最少スコア | 63 |
ベストテン | 2試合 |
予選落ち | 11試合 |
松山英樹
プロ転向 | 2013年4月(21歳) |
出場 | 22試合 |
優勝 | 2011年 三井住友VISA太平洋マスターズ |
最少スコア | 64 |
ベストテン | 6試合 |
予選落ち | 6試合 |
週刊ゴルフダイジェスト2022年10月11日号より