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【KBCオーガスタ】「緊張で手が震えた」河本力が接戦制し大会最年少V「姉への良い誕生日プレゼントに」

<Sansan KBCオーガスタ/芥屋GC(福岡)/7349Y・パー72/8月25日〜28日>
PHOTO/Tadashi Anezaki

福岡県の芥屋GCで行われたKBCオーガスタ。ツアールーキーの河本力が18番でバーディを奪い、初優勝を挙げた。

1打差の2位からレギュラーツアー初優勝を狙ったルーキーの河本力。スコアを崩すイ・サンヒに対して河本は6番、9番をバーディとし首位に立つ。バック9に入っても10番、12番でバーディを奪い2位に4打差をつけ独走かと思われた。しかし、イも諦めない。13番、14番、16番でバーディを奪うと、河本が16番でボギーを喫し、イと河本が首位に並んで最終18番パー5を迎える。

互いにパーオンに成功するもイが先にバーディパットを外しパー。プレッシャーがかかるなか、「(最後のバーディパットは)すごい緊張して、手が震えていた」(河本)というが、4メートルほどの難しいバーディパットをねじ込み、河本が自らの「力」で初優勝を手繰り寄せた。

22歳での同大会優勝は、09年大会で池田勇太が記録した大会最年少優勝記録を更新。“きょうだいV”は史上4組目で、試合翌日は姉・結の誕生日。「良い誕生日プレゼントになったと思います」と河本。最後は涙で潤んだ声で両親や関係者への感謝の気持ちを伝え、今後の活躍を誓った。

<KBCオーガスタ・最終成績>

優勝河本力-16
2位イ・サンヒ-15
3位清水大成-13
4位TH・W・リュー-12
4位T小西貴紀-12
4位T池村寛世-12
7位T片岡尚之-11
7位T鍋谷太一-11

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月13日号より