原英莉花は「1球」派。スタート前のパット練習は2~3球ではなく「1球だけ」がオススメな理由とは?
トーナメントの練習日は、パット練習を「2球」で行う原英莉花。一般ゴルファーも、ラウンド前のパット練習では、2球または3球という人が大半だが、原をはじめ多くの女子選手が、試合直前のパット練習を「1球だけ」で行っていた。果たしてその理由とは?
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara
スタート直前は1球練習がオススメ
ラウンド前に行うパッティング練習のボールの数。パッティング専門コーチの橋本真和氏は、スタート直前では、1球にすべきと言う。
「プロは、試合の朝一にパット練習をし、その後ショット練習をして最後にまたパットに戻る選手がほとんどです。特に重要なのはスタート直前の練習で本番に近い感覚で練習すること。本番を想定して球数を変えているんです」
「スタート直前は1球」派はほかにも!
練習日 | スタート直前 | |
---|---|---|
小祝さくら | 3球 | 1球 |
勝みなみ | 2球 | 1球 |
山下美夢有 | 3球 | 1球 |
西村優菜 | 3球 | 1球 |
【練習日】
軌道やストロークの形を確認する
練習日は、体の動きやストロークの軌道を同じラインから何度も打ちながら確認する
【スタート直前】
様々なラインでタッチを合わせる
毎回違う傾斜でタッチの感覚を養い、スタートの準備をする
【ずっと1球の選手も】
「試合と練習の感覚を変えたくないんです」
プロによっては常に1球で練習する選手もいる。それは本番と感覚を変えたくないという意思の表れ
月刊ゴルフダイジェスト2022年9月号より