【キミこそ王子だ】Vol.271 秘密は「バレエ」。柔らかさと強さを兼ね備えた美スウィングの持ち主
雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王女候補は福岡県出身、沖学園高校2年の三明桜子さんだ。彼女の魅力は、バレエで培った柔軟性。体が硬い武市は羨望のまなざしを送りながら、メリットを解説する。
今回の王女候補
三明 桜子さん
みあけ・さくらこ ●主な戦歴/2021九州高等学校ゴルフ選手権春季大会 3位 ●ベストスコア/66(かごしま空港36CC 横川C) ●練習/1日2時間 ●トレーニング/週3回初動負荷トレーニング
ジュニアゴルファーの男女比は全国的には男性のほうが高い。しかし、例外的に女性の割合が高いのが九州地区。沖学園のゴルフ部員数も男低女高だ。そこで切磋琢磨しながら、成長をしているのが新高校2年の三明桜子さん。全国大会をはじめ、数々の大会で上位入賞を果たしている。
ゴルフを始めたのは小学2年生。父親が片山晋呉プロの知人ということもあり、片山プロの合宿に参加することもあるそうだ。
「片山プロとラウンドすることもあるの?」
「はい、ときどき」
「それはいいね。やっぱり勉強になる?」
「アプローチの引き出しがハンパないので勉強になります。あとは、普段は明るく楽しい方なんですが、スイッチが入ると、真剣そのもので。その気持ちの切り替えを見ていてプロだな~って思います」
「スウィングのアドバイスもしてくれるの?」
「う~ん、イイネーってめっちゃ褒めてくれます」
ということで、片山プロお墨付きのスウィングを、さっそく見せてもらうと……。
「イイネー(笑)」
片山プロにならい、武市も褒める。ドローボールで球も高く、狙いどころを定めやすそうな球筋だ。
「体が柔らかいね~。トップとフィニッシュで、背中がグイ~ンって反ってる」
実は、小学3年から中学2年までバレエをやっていた桜子さん。
「なるほど! バレエって柔軟性はもちろんだけど、体幹も強くないと優雅に見えないんだよね。桜子ちゃんのスウィングに柔らかさと強さがあるのは、バレエのおかげなのかもね。ボクはめちゃくちゃ体が硬いから、ほんと羨ましい」
「ありがとうございます」
「柔軟性っていうのは、瞬発力や持久力と同じように、基本的な運動能力のひとつ。それがあると、なにがいいかというと、まず怪我をしにくい。これは、スポーツ選手にとって最も大切なこと。あと、対応力も高くなる。ゴルフだったら、多少スウィング軌道がズレても瞬時に体が修正し、きちんと球にコンタクトできる。体が硬く、ガチガチにスウィングを固めている人は、傾斜地や悪ライからのショットって苦手なんだけど、桜子ちゃんだったら、難なく打てるはず。もちろん、体の柔らかさは、スウィングそのものにも好影響だよね。桜子ちゃんは、コンパクトなトップから腕をしっかり振り、高いフィニッシュへともっていく、インサイドアウト軌道のスウィング。そのなかで、飛距離の原動力となっているのが、トップで反った背中。反ったものをダウンで戻す、これがパワーとなり飛距離につながっている」、と武市は解説した。
「好きなポーズを取ってもいいですか?」とノリノリで写真撮影に応じてくれた桜子さん。プロになった際は、明るく元気な性格で、一層ゴルフ界を盛り上げてくれるだろう。
大活躍して、“推し”のタレントだという「なにわ男子」の道枝駿佑さんに会えるといいね!
週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号より