13歳が関西OPアマチュア予選をトップ通過! 強みは「向上心」と「好奇心」
先日、兵庫県のよみうりCCで開催された「関西オープンゴルフ選手権 アマチュア予選競技」で、13歳の香川友(とも)さんがトップ通過し、自身3度目となるレギュラーツアーへの挑戦権を獲得した。
千葉県の野田第一中学校へ通う友さんがゴルフを始めたのは、なんと1歳のとき。数々のジュニア大会で好成績を収め、20年にはプロも参戦するミニツアーのアマチュアの部で優勝を飾っている。ちなみにこのときの優勝スコアはプロの部の優勝スコアと同じ「67」だった。
ドライバーの平均飛距離260ヤードと中学1年生らしからぬ“飛ばし”が注目されるところだが、ゴルフ練習場を営む父・正宏さんに話を聞いたところ、友さんの強みはアプローチ・パターにあるという。
「練習場の打席に“友専用打席”を作り、そこで練習法はもちろん、クラブに関してもいろいろと試しています。特にウェッジにこだわりが強く、ロフトを変えてみたり、自分でソールを削りながらボールの乗り具合やスピンのかかり方など探っています。パターに関しても、いろいろなモデルから自分に合うものを探す作業が好きなようです」
父親から見て友さんの性格は、ずばり「負けず嫌い」。父親から課せられた課題、たとえば3、4ヤード先に設置したボールとほぼ同じ大きさのリングにアプローチで通すドリルを絶対に成功させるまで帰らないといい、そのほかの練習課題も必ずクリアするまで続けるそう。それができるのは強い向上心があるからだろう。
また、友さんはとにかく人に話を聞くことが好きなようで、練習に来たお客さんからも話を聞くという。常にインプットすることが習慣になっており、そのなかから自分に合ったものを精査している。
末恐ろしいとはまさにこのこと。とんでもない中1が現れたものだ。
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月29日号より
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