【らくトレ】Vol.99 椅子に座って「合掌ツイスト」捻転力をアップ!
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、椅子に座って行うお腹と背中を伸ばすメニューを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)
メニューNo.99
「合掌ツイスト」で捻転力アップ
上半身を一生懸命回そうとすると、下半身も一緒に回ってしまうゴルファーはとても多いです。ですが、上半身と下半身が同時に動くと捻転差が生まれませんから、ボールを飛ばす力を蓄えることができません。そこで今回は下半身を固定した状態で上半身を回す感覚を身につけるエクササイズを紹介します。
椅子に座って手のひらを合わせ(合掌ポーズ)、上半身を少し前傾させると骨盤が回らなくなります。その状態で上半身を左右に回します。やってみるとわかりますが、下半身が固定されていると上半身の動きはかなり制限されます。可能な範囲で構わないので息をゆっくり吐きながら限界まで回してください。左右の動きに慣れてきたら今度は前傾を深くして斜めに回します。ひじがひざにかかるまで深くねじることができればベストですが、そこまで回らなくても可能な範囲で深くねじればOK。上下の捻転差を感じることが一番の狙いです。
Exercise 1
椅子に座り合掌ポーズのまま左右にツイスト
Exercise 2
前傾を深くしてさらに大きくねじる
●ここに効く!
腹筋の捻転力を鍛えるエクササイズになります。両手を合わせているので胸を回したくなるのですが、胸を回すよりもお腹を回すことを意識します。腹筋を中心に胸筋や背筋など、上半身全体に刺激が与えられます
●どんな効果が?
下半身を固定した状態で上半身だけを回しますから、上半身の捻転力がアップします。下半身との捻転差が大きくなり、スウィングの回転力がアップしますから、ヘッドスピードが上がって飛距離も伸びます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月22日号より