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「切り返しでドアノブをクルッ」飛距離ロスの元凶その1“ぶっつけスライス”を克服!【動画あり】
週刊ゴルフダイジェスト
ドライバーが思うように飛ばないと悩む人に多いパターンのひとつが「ぶっつけスライス」。その修正方法を吉田直樹コーチに教えてもらおう。
PHOTO／Yasuo Masuda THANKS／高室池GC
よしだなおき。1978年生まれ。兵庫県出身。幼少期からアメリカで有名コーチの指導を受けた。現在、谷原秀人プロ、上井邦裕プロ、石川明日香プロのコーチを務める。兵庫県・芦屋で室内練習場「ラ・キンタ」を主宰
サポーター／高木萌衣（左）
たかぎめい。1996年生まれ。大阪府出身。2015年からツアー参戦。2018年、ステップ・アップ・ツアーで2勝。現在、LPGAツアーのシード権獲得を目指して、吉田コーチのもとでスウィング改造中。ELECOM所属
>>「ぶっつけスライス」or「プッシュスライス」?
あなたの「飛ばない原因」をチェック
切り返しで「ドアノブを右に回す」
吉田 まずは、飛距離をロスする最大の原因、アウトサイドイン軌道の修正です。
高木 飛ばすなら、インサイドアタックは絶対ですよね。
吉田 アウトサイドインに振るゴルファーは、ボールを打とうとして、ダウンスウィングでシャフトをボールのほうに倒してくる。そのため、クラブがアウトから下りるんです。だから、逆にシャフトを背中側に倒す動きを加えるとインサイドから下ろせるようになります。
高木 その動きって、シャローイングと同じですね。
吉田 ドアノブを回すつもりで、切り返しで右手を右に回します。まずはクラブを持たずに、この動きを体に覚え込ませる必要がありますね。
Point
右手のひらを右にクルッと回す
「ドアノブを回すように、右手首を背屈したまま右に回しながら下ろすと、シャフトは背面に倒れます。これで、自然とクラブがインサイドから下りる軌道に乗ります。逆に左に回したり、手首を伸ばしたりすると、シャフトは前面に倒れて、アウトサイドからクラブが下りてきてしまいます」（吉田）
正しい動きを動画でチェック!
トップの手の位置も重要
「クラブをインから下ろすには、トップの手の位置も重要です。腰と肩が回転して、手が体よりも背面にあれば、インから下ろせますが、肩を回さず手が体の右側面にあると、アウトから下ろすしかルートがありません」（吉田）
手の最下点は右足の前
吉田 次は、ダウンブローに打ってしまうクセを修正していきましょう。
高木 私は横から打つので、このタイプの方とは逆ですね。
吉田 でも男性ゴルファーは、かなり多くの人がこの要素を持っています。アイアンが得意で、上からボールを潰すように打ちたいタイプ。
高木 知り合いにもいます!
吉田 そういうゴルファーは、上から打つイメージを変える必要があるんです。まずは右手の右回しで、クラブがインから下りる感覚をつかんで、セットで覚えるといいですね。
高木 クラブがインから下りるだけで、軌道はよりシャローになりますからね。
吉田 手が、右足の前で最下点を迎えて、そこから斜め上に動いてインパクト! この動きを覚えたら、インパクトの質は一気に上がります。
Point
手は右足の前で最下点を迎える
正しい動きを動画でチェック!
Drill
ヘッドで芝をこすりながらティーを打つ
週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より
