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【週刊GD 表紙のウラ】「ネリー・コルダ」細身の体で270Y超! 五輪金メダリストの秘密を探れ

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週刊ゴルフダイジェストの表紙には、そのときどきの“旬”のゴルファーや、直近の試合で鮮烈な印象を残した選手、または近々“来そう”な選手などが採用される。なぜ、そしてどのような意図でその選手を表紙に選んだのか。出来立てほやほやの次号の表紙にまつわるウラ話を週刊GD編集長が語る。

【次号の顔】

ネリー・コルダ

今シーズン前半、破竹の勢いで優勝を重ねて、逆転で五輪代表権を獲得、世界の強豪を相手にみごと銀メダルを獲得した稲見萌寧。

五輪後の会見では、「歴史を動かした、と言われると本当に光栄でうれしいです。でも、世界の選手とプレーして足りないものがわかりました。それが飛距離です。これからの課題にしたいと思います」

稲見萌寧は身長166センチ・体重58キロ。2021年9月時点の平均飛距離は238ヤード。一方、金メダルのネリー・コルダは177センチと身長こそ高いものの、体型はかなり細身(体重は非公表)。それでも飛距離274ヤードで稲見とは40ヤード近い差がある。銅メダルのリディア・コーは165センチで見るからに細身だが、平均で259ヤードも飛ばす。

スタッツを比べても稲見が感じた飛距離の違いは明らか。実は、現地で取材をしていた記者Hも同様の感想だった。

「PGAツアーの強烈な飛距離はこれまで見てきましたが、世界の女子選手の飛距離もすごかった。とにかく、みんな飛びます。レキシー(トンプソン)のように体の大きな選手が飛ばすのはわかりますが、そうでない選手も驚くぐらい飛んでいました。霞ヶ関という日本のフィールドで飛距離があれだけ出るのを目の当たりにすると、本当に飛ぶんだな、と。しかも不思議なのが、マッチョが増えている男子選手とは違って体は細身。しかも、強振している感じがないのに、球が強く前にいく」

細身な体型ながらゆったりとした大きなスウィングで平均270Yを超える飛距離を誇るネリー・コルダ

五輪の後、そんな疑問を研究してみようと週刊編集部の技術班が取材を進めたのが、次号の巻頭カラー特集「細身の体で280Y! 世界の飛ばせる女子の秘密」。

表紙は「世界の飛ばせる女子」の代表であり、「金メダリスト」であり、「ワールドランク1位」でもあるネリー・コルダに決定。

かつてのアニカ・ソレンスタムやロレーナ・オチョアのように、国内外の知名度もこれから上昇していくだろう期待の選手。

表紙を作っている最中、彼女の活躍を調べてみると、ちょうど米国vs欧州のソルハイムカップが決着した直後。米国チームとしては惜敗だったが、コルダ自身はダブルス1勝、最後のシングルスでも1アップでの勝利だった──。

来週発売号の表紙を先出し!