【道ラクツアラー】空調操作も声でOK! 「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がフルモデルチェンジ
TEXT/Tomomitsu Chiba(モーターマガジン編集長)
ILLUST/Hiroaki Seto
ドイツではフォルクスワーゲンゴルフのフルモデルチェンジは国民的行事だという。そんな国民車がついに日本へ上陸、8世代目となる新型は期待を裏切らない進化を遂げていた
声や指でさまざまな操作が可能となった
そのデビューは1974年。以来45年間でなんと3500万台以上を生産するフォルクスワーゲンゴルフ。このCセグメントハッチバックは世界中の自動車メーカーのベンチマークとなっている。ドイツ語でフォルクス(国民)、ワーゲン(クルマ)を意味する文字どおり国民車のフルモデルチェンジされた8世代目が日本市場へも導入された。
この新型は、なんと全モデルにとても贅沢な48Vハイブリッドシステムが搭載されたマイルドハイブリッドとなった。ベースグレードの1Lエンジン車もである。実際に運転するとその効果は絶大。モーターのアシストのお陰もあり、力不足がまったく感じられない。運転支援機能も充実しており、その効果は長距離ドライブで実感できるはずだ。
さらに注目は、徹底的にデジタル化されたインターフェース「デジタルコックピット」である。10インチのディスプレー下を1本指や2本指でなぞることでできるナビやオーディオの操作ロジックはとても斬新だ。
さらに「寒い」、「暑い」といった言葉を運転席と助手席それぞれの音声を認識して個別に空調の温度をクルマが調節してくれるのだ。暑がりオトコと寒がりオンナには、とても快適な1台である。
10インチのタッチモニターが新鮮
デジタル化されたコックピットやインターフェース、先進の運転支援「トラベルアシスト」はとても斬新だ
フォルクスワーゲン ゴルフ
月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より