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暑さも密も避けられる! ゴルフ場での“ワーケーション”プランが急増中

ワーケーションができるゴルフ場が各地に広がりを見せている。

ワーケションとは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、テレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇をとる過ごし方で、ゴルフ場とは親和性が高い。

以前紹介した真名CC(千葉県)はそもそも体験型リゾート施設の中にあり、仕事をしながら、ゴルフのほか、天然温泉、キャンプを楽しむグランピングなど多彩。ゴルフでは1カ月プレーし放題のプランも登場。客も急増中という。

サニーCC(長野県)でもリモートワーク環境を充実させている。滞在期間中はゴルフレンジを無料で開放。クラブハウス館内及び、宿泊施設には無料Wi-Fiが完備されている。またコンペルームをフリースペースとして開放し、TVモニター、FAX、コピーなども使える。コロナ禍で自宅でのリモートワークで運動不足、また夏の暑い時期など涼しい環境で仕事をしたい人には最適だろう。

栃木県にあるセブンハンドレッドCでは喜連川温泉にある旅館と組んでワーケーションプランを発売。ゴルフのほかにも家族でプレーできるフットゴルフも実施している。

東急系ゴルフ場(鶴舞CC、大多喜城GC、蓼科東急GC)でもワーケーションプラン「PLAY&WORK」のサービスを開始した。始めた動機を東急リゾーツ&ステイ、ゴルフ統括・青木就夢氏は次のように話す。「鶴舞と大多喜城はアクアラインを利用でき、首都圏へのアクセスが便利なことを活用したいと思いまして。また蓼科は避暑地としてのリゾート感を味わってもらいたくて用意しました」

これらの事情は「働き方改革の一環でしょう。働き方が変わろうとしていた時に、コロナ禍が重なり、仕事と遊びを両立させようという動きが強まってきました。本来の意味の“カントリークラブ”になってきたわけです。この傾向はコロナ禍が収束しても続くと思いますよ」(ゴルフ場経営コンサルタンント・菊地英樹氏)

仕事しながらゴルフも……。ゴルフコースの楽しみ方が多彩になってきている。

写真は導入後、プレー客が増えたという真名CC

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月10日号より

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