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【読者記者】No.1954 「グリーン上でパッティングがまったく思い通りになりません」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「パターのストロークが安定しない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/学芸大ゴルフスタジオ

読者記者No.1954 改正若葉さん

●37歳 ●演奏家 ●ゴルフ歴/1年3カ月 ●ベストスコア/84 ●平均スコア/90台前半 ●ドライバー飛距離/135ヤード

先生/櫻井寿哉

98年生まれ、三重県出身。10歳からゴルフを始め、高校卒業後にツアーキャディを務める傍らレッスン活動を開始。23年、PGAティーチングプロA級取得。現在まで延べ1500名以上を指導。「学芸大ゴルフスタジオ」コーチ

改正さんのお悩み
パターのストロークが安定しない


グリーン上でパッティングがまったく思い通りになりません。方向も距離感も打つたびにバラバラだし、そもそも芯に当たりづらいんです。


ストローク全体を通して手首に力が入りすぎている印象。また、ダウンストロークで手首を折り曲げて(左手首を甲側に折って)インパクトしているのが気になるところ

改正 ヘッドが、思っているのとは違う動きをしちゃうんです。

櫻井 ヘッドに遠心力がかかっていないのがよくないですね。ヘッドの重さを感じながら、もっと振り子の要素を入れるほうがいいです。最初は右手だけで振ると、ヘッドの重さを感じやすいです。

改正 「振り子」の意味が少しわかってきました。

櫻井 右手首を柔らかくしておくと、腕全体で振りつつ、途中で手首を自然に使えます。

<問題点>
ダウンストロークで手首を使ってしまう

手首の力みすぎでヘッドの重さを感じられないため、ダウンストロークに入ってから自分で手首を折ってヘッドを前に押し出している

記者「フェースの向きがすぐ変わっちゃいます」
プロ「もっとヘッドの遠心力を使いましょう」

ヘッドの重さを利用して「振り子」のようにストロークすると、トップから切り返しでわずかに手首が曲がり(ヒンジ動作)、インパクトに向かってリリースされる。この自然な動きを引き出すには、正しくグリップすることと手首の脱力が不可欠

「レール」をイメージしてヘッドを動かす。
ストローク、フェース面ともに安定してきた!

手首に力が入っていると、インパクトが「突く」動作になりやすく、フォローでヘッドが急激にインサイドに動く。手首を柔らかくしてヘッドを「レール」に沿って動かそうとすると、インパクトまでが「引く」動作になり、ヘッドの動きが穏やかになる

Point
パターの握り方

右腕を脱力してだらりと下げる

パターはやや「吊った」構えになるのが自然。右腕が自然に垂れ下がったところで握ると、腕とパターを一体化して振り子状に動かせる

ライ角通りにグリップを握る

手のひらの親指下のふくらみにグリップを当てる

Drill 01
右手だけで持ち
振り子の動きで振る

右手1本だとヘッドの重さ(遠心力)を感じやすく、自然に振り子状に振れる。遠心力がかかるとヘッド軌道が安定することもわかる

Drill 02
右手1本でボールを打つ

右手だけでボールを打ち、パター(ヘッド)の重さに慣れることで、両手で持ったときもヘッドの重さを敏感に感じ取りやすくなる

<取材後記>
面をコントロールしやすくなった
遠心力で振るのは、最初「頼りない」感じがしたんですが、そのほうが軌道も面も安定しました。櫻井プロが「突くインパクトは死」と言っていて、その意味がわかりました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号より