【読者記者】No.1952 「ドライバーでスライスになりやすいです。アウトサイドインの軌道を変えるには?」
読者記者がゆく
読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ドライバーで球がつかまらない」というもの。果たして解決方法は?
PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/G Factory ゴルフアカデミー


読者記者No.1952 岩間雄祐さん
●39歳 ●自営業 ●ゴルフ歴/5年 ●ベストスコア/86 ●平均スコア/92 ●168㎝・67㎏ ●ドライバー飛距離/250ヤード
先生/中島孝之
67年生まれ、神奈川県出身。PGAジュニアリーグ北関東ディビジョンのサブディレクターとして、ジュニア育成に力を注ぐ。茨城県プロゴルフ会副会長。「G Factory ゴルフアカデミー」代表

岩間さんのお悩み
「ドライバーで球がつかまらない」
ドライバーだとどうしてもスライスになりやすいです。どうしたらアウト‐インの軌道を変えられるのかがわかりません
トップで両腕の間のスペースがつぶれていて、ダウンスウィングで体を回しても腕がついてきにくい(腕が遅れやすい)形になっている(2コマ目)
岩間 ドライバーのスライスが止まりません。
中島 トップで両腕の間の空間がつぶれているのがよくないですね。そうなった状態で切り返すと、ある程度体が回っても手が高い位置に残るので、カット軌道になりやすいんです。
岩間 空間を保って上げるには、どうすればいいですか。
中島 空間をつぶしてしまう原因は、簡単に言うと右ひじを曲げすぎてしまうことですので、できるだけ右ひじを伸ばした状態で上げてやるといいです。手が遠くに上がるのが不安だと思いますが、そこから切り返すと手がスッと下がるのがわかるはずです。
岩間 確かに、このほうが手は下ろしやすいです。
中島 ある程度手が下がったところで、左右の手をてこのように使ってヘッドを先に振ってやると、ボールはつかまりますよ。

<問題点>
トップで手と体のスペースがつぶれる
トップで両腕の間のスペースがつぶれると、手と体が近くなりすぎ、切り返しの左回転動作で腕がますます体に巻き付くようになってしまう
記者「腕がスムーズに下りないんです」
プロ「トップの手の位置を変えてみましょう」

両腕の間のスペースを維持すると、いわゆる「手が体の正面にある」状態でトップまで上げられる。この形から切り返すと、体の回転に腕が素早く反応して引き下ろされるため、手元が前に出にくく(アウト‐イン軌道になりにくく)なる
右ひじの曲げ角を強制的に抑制。
ヘッドが遅れずに下りるようになった!

トップで手が体の正面から外れる(両腕の間隔が狭くなる)主な原因は、右ひじの「曲げすぎ」。たとえば右ひじを段ボールで覆うなど(写真)、右ひじが曲がらない状態を作って振ると「手が体の正面」の感覚がわかる
Point
左手を止めて右手を押す

ダウンスウィング後半では左手でグリップエンドを止めつつ、右手でグリップを左側に押すようにしてへッドを前に出す(走らせる)。この動作が弱いと振り遅れが発生する
Point
アドレスで右肩を出さずに構える

つかまえたい気持ちが強いほど右肩が前に出て、むしろつかまらない構えになりがち(写真右)。肩を平行にセットするのがボールをつかまえる第一歩
Drill
両手の間隔を離してボールを打つ

左右の手の間隔を離して握ると、ダウンスウィング後半の「ヘッドを前に出す動き」がわかりやすくなる(写真右)。感覚をつかんだら徐々に手の間隔を狭めて、通常のスウィングにその感覚を取り込む
<取材後記>
手が下ろしやすくなり弾く感じがした
トップの手の上げ方を変えたことで、ダウンスウィングの途中までスッと手が下りやすくなりました。そこから両手の「てこ」を使って振ると、気持ちよくバチンと弾けました。
月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号より


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