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【キミこそ王子だ】Vol.378「中1で日本アマに出場した大注目の中学男子!」

雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は愛知県出身、日進市立日進東中学校2年の福井誠ノ介くんだ。整ったスウィングプレーンと鋭い回転力を武器に全国制覇を狙う。注目はインパクト後
のひざと言う武市。それは一体
!?

今回の王子候補
福井誠ノ介くん

ふくい・せいのすけ ●主な戦歴/2025 中部アマチュアゴルフ選手権 16位 ●ベストスコア/65(名古屋グリーンCC) ●練習/毎日2時間。球数はその日によって ●トレーニング/ゼロ歳から水泳を続けている


昨年の中学1年生のとき、なんと『日本アマチュアゴルフ選手権』に出場した福井誠ノ介くん。ゴルフとの出合いは3歳。

「詳細は覚えてないですが、家族でプロの試合『東海クラシック』を観戦したとき、めちゃくちゃ興味を示したらしいんです。それでオモチャのクラブを買ってもらいゴルフにハマりました」
 
本物のゴルフクラブは、最初はパター、次はクリーク、次はスプーン、次はドライバーとおねだりするごとに1本ずつ増えていった。

「パパは14本持っているのにズルいって思ったみたいです(笑)」

「その幼稚園児が約10年で日本アマや男子レギュラーツアー最年少出場でしょ? スゴすぎ」
 
あらためて子どもの成長と吸収力の早さに感心する武市。

「スウィングも完成されてる! 悩みとかあるの?」

「いえボクは継続するのが苦手なのでそこが課題です。スウィングで言うと元々ドローヒッターでローテーションが強いタイプでした。そのせいでOBとか珍しくなかったんです。それを克服したくて、スウィングプレーンを少し整え、ローテーションを抑えてフェードをマスターしました。そしたらドローも安定して打てるようになりました」

「ボクもローテーションが強いタイプだからよく分かる。きっとアベレージゴルファーでも悩んでいる人多いと思う。まずフェースローテーションを抑えるには、とにかくクラブを寝かさないことが重要。気を付けたいのはバックスウィングでクラブを体の内側、要はインに上げすぎること。インに上げるとダウンでもクラブが寝て手首を返さないと打てないからね。誠ノ介くんはスウィングプレーンを調整したこともあり、今ちょうどいいポジションに上げられている。さらに彼の素晴らしいのは体の回転力! 注目してほしいのはひざ。体の回転っていうと、腰を一生懸命回転させようとする人が多いけど、腰は体の構造上、前後にしか動かない。じゃあどこを使って回転するかというと、答えはひざなんだ。誠ノ介くんはひざの使い方がとても上手。打った後に右ひざと左ひざが強力磁石のようにくっつくんだよね。みなさんが、体を今以上に回転させたいと思ったら、インパクトの後、左右のひざをくっつける意識で振ってみるといいかもです。でも、単にくっつけるだけじゃダメ。なぜなら、右ひざが前に出るとクラブが寝るから。コツは彼のように、胸の回転を止めずにつけること。どちらかのひざがボール方向の前に出たり、どちらかが低かったり高かったりしないようにね」
 
スウィングも受け答えもしっかりしていて、中2に見えないが実は趣味も大人っぽい。好きな歌手は玉置浩二さん。そしてプロゴルファーのモノマネも得意らしい。

「十八番は井戸木鴻樹プロです」

「シブ~~~~イ(笑)」

「メジャーに勝って誰からも好かれる選手になりたい」とのことだが、スウィングも人間性も素質十分と太鼓判を押す武市であった。

週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号より