【ゴルフジム】「ドライバーでプッシュスライスが出ます」
ゴルフジム
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーでプッシュスライスが出てしまう」というもの。その解決法とは?
PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/アワーズゴルフスクール


教える人/鈴木 慶樹
すずきよしき。75年生まれ。29歳からレッスン活動を開始し、延べ7000人以上に2万回以上のレッスンを実施。21年、「アワーズゴルフスクール」設立。「うまく打てる喜びを理解してもらいたい」という理念でレッスン中
<今週のお悩み>
「ドライバーでプッシュスライスが出ます」
後藤芳知さん(46歳/身長174cm/ゴルフ歴4年6カ月/ベストスコア88/平均スコア98)
テークバックでやや外に上げることで、トップでクラブを持ち上げすぎてしまい、オーバースウィング気味になっている。この位置から切り返すと、下半身の動きに上体(腕)が連動しにくいので、どうしても振り遅れてフェースが開きやすい
後藤 ドライバーもアイアンもスライスで、とくにドライバーはプッシュ気味のスライスになります。
鈴木 まず、アドレスの問題点として、手元が目標方向に外れているのが気になります。そこからテークバックすると、ヘッドが外に上がって、手元と体が不必要に遠くなってしまうんです。両足を揃えてボールを真ん中に置いて構えてから、左右の足を順番に開くようにすると、手元が外れにくいです。

手元が目標側に外れてしまう
コースで何度かミスが出ると、より慎重に当てようという意識から、アドレスで手元が外に外れやすくなる(写真)。これにより、テークバックの軌道が不安定になり、ミスが増幅されてしまう。
後藤 手元の位置が変わると、体全体に軸が一本通った感じになりますね。
鈴木 アドレスが整ったところで次はテークバックですが、最初にヘッドの通り道を何カ所か設定しておいて、そこを順番に通すようなイメージで上げるといいんです。私がパンチングミットを実際に掲げますから、それをヘッドでトントンしながら、段階的に上げていくともっとわかりやすいと思います。
後藤 ヘッドの動かし方がわかりやすいです。
鈴木 ダウンスウィングでは、左手の使い方に注意してみてください。たとえば、空手で「右正拳突き」をするときには、左手を引きますよね? このときの左手はいわゆる「死に手」で、使わないことで役に立つ手なんですが、ゴルフのインパクトゾーンでも、左手がこれと似たような働きをします。つまり、左手でいつまでもグリップを引っ張らずに、操作を右手に任せることで、ヘッドがスムーズに返るんです
これで解決!
「ヘッドの通り道を意識して
それをなぞるように振ろう」

左手の操作を途中で右手に明け渡す
ダウンスウィング中盤までは左手でクラブを引き下ろすが、インパクトゾーンに入ったら徐々に左手を(目標方向に)引く力を弱め、操作を右手に明け渡す。両手の間隔を離して握ると、この関係がわかりやすい。
Point 1
何カ所かの通り道を確実に通して上げる

テークバックでヘッドが描く自然な円弧をイメージし、その途中に何カ所か「チェックポイント」を設定する。そのポイントをヘッドで叩きながら、段階的に上げていくとクラブが正しい軌道を描く。
Drill 1
両足を揃えてボールを打つ

両足を揃え、ボールを真ん中にして打つことで、インパクト位置でちょうどフェースがスクエアになるヘッドの振り方がわかる。振り遅れが軽減し、右にプッシュする確率が減る。
Drill 2
左手の小指側を握らずに振る

左手の小指と薬指の2本を強く握ることで、インパクトを過ぎても左手を引き続ける動きを助長してしまう。小指側の2本をグリップから外して振ることで、左手支点でクラブを返しやすくなる。
週刊ゴルフダイジェスト2026年7月28日号より
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