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【スウィング研究】金子駆大 動きは単純「右を向いて左を向く」

欧州ツアー初優勝を挙げた金子駆大。スウィングの再現性の高さによるFWキープ率(8位)の高さが目立つ。その理由を奥嶋誠昭が解説する。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

金子駆大 かねこ・こうた。「オーストリアアルペンオープン」で日本勢7人目の欧州ツアー優勝を達成

解説/奥嶋誠昭
おくしま・ともあき。稲見萌寧など数々のツアープロの指導経験を持ち、現在は「THE REALSWING」にてアマチュアなどのレッスンを行う

力感キープが
再現性と飛距離に繋がる

金子プロはスウィング中、ずっと体とクラブの動きが一体化し、再現性が高いことが大きな特徴です。この一体感を可能にしているのが、「右を向いて左を向く」動き。言葉にすれば単純ですが、実際にできている人は本当に少ない。スウィング中に「飛ばしたい」「ここに落としたい」という気持ちが先行すると力みが強くなるため、スムーズに右を向いて左を向くことが難しくなってしまうのです。


しかし金子プロは、その力感をずっと8割くらいのイメージに保って振れているからブレません。回転運動がシンプルになるのでクラブと体の一体感が最後まで保たれるというわけです。

力感が変わらないメリットはもう一つあります。それは大きな円弧を描けること。特に上半身に力みがなく、クラブが動こうとする力を阻害しないので、スウィングアーク(円弧)が大きくなって飛距離にもつながるというわけです。再現性の高いスウィングを武器に今後さらに活躍しそうですね。

<使用クラブ>
ピンゴルフ「G440 MAX」(ロフト10.5度)

金子駆大の1Wスウィング

「インパクトで顔がボールの右側にある形は意識して作っているのではなく、下半身の大きい筋肉が先行して動くことで勝手にできているもの。つまり体の動かす順番がうまい選手です」

※スタッツは7月10日現在のもの

月刊ゴルフダイジェスト2026年9月号より