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【プロが左打ちで半年で70台達成・後編】“最速上達のカギ”は3つ。一見無関係なエクササイズがスウィングを劇的改善!

右打ちでベストスコア62のプロが利き手と逆の左打ちを始め、たったの半年で70台のスコアを達成した。一気に「初心者」から「上級者」へ駆け上がった裏側に隠された“最速上達術”を大公開!

PHOTO / Hiroaki Arihara

安岡幸紀(中央) コーチ歴14年。PGAティーチングプロA級。ゴルフ歴28年目にして左打ちに挑戦し、半年で70台を出す偉業を達成。アプローチ専門コーチとしても活動

山縣竜治(左) 柔道整復師資格保有。体の構造、動きを全て把握しているフィジカル専門トレーナー。プロ野球選手らのフィジカルトレーニングを担当してきた実績を持つ

柳橋章徳(右) Breakthrough Golf代表。一般社団法人日本ゴルフコーチ協会理事。PGAティーチングプロA級。稲見萌寧、臼井麗香など、トッププロの指導実績あり

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  • 右打ちでベストスコア62のプロが利き手と逆の左打ちを始め、たったの半年で70台のスコアを達成した。一気に「初心者」から「上級者」へ駆け上がった裏側に隠された“最速上達術”を大公開! PHOTO / Hiroaki Arihara 安岡幸紀 コーチ歴14年。PGAティーチングプロA級。ゴルフ歴28年目にして左打ちに挑戦し、半年で70台を出す偉業を……

左打ちでプレーしてわかった“最速上達のカギ”
「“平衡感覚”“空間認知力”“マネジメント”この3つが大切です!」

安岡コーチの左打ちでの挑戦は、7人のチーム体制で進められた。重要な役割を担ったのが、スウィング指導の柳橋章徳コーチと、身体操作のプロである山縣竜治トレーナーの2人。左打ちに必要な感覚機能を開発して動作へと落とし込むのが山縣トレーナーならば、それをスウィングへと落とし込むのが柳橋コーチだった。


山縣トレーナーとは左手でのキャッチボールに取り組んだという。

「手で距離感を把握できなければ、クラブを介してできるはずがないですよね。そういう感覚器に根本的なアプローチを行いました」(山縣トレーナー)

こうした感覚器の開発の延長線上にあるのが機能神経学トレーニング。脳や神経系統に刺激を入れることで体を正確にコントロールするのが目的だ。安岡コーチの場合、アドレスで違和感を覚えたり、テークバックが引けない原因が“平衡感覚や空間認知力などの機能不足”にあった。ゴルフとは無関係に見える視覚やバランスのエクササイズを反復することで、アドレスを整えたり、可動域を広げ、スウィング改善へとつなげたのだ。

また、カット軌道が直らなかった安岡コーチにとって、マネジメントも重要な要素のひとつだった。

「フェード一本でコースに残す。セカンドもスライスでもなんでもいいからアプローチ、パターでしのぐ。そういうスライサーのマネジメントをとにかく究めました。理想を捨てるっていう判断を一緒にやりましたね」(柳橋コーチ)

感覚器への的確なアプローチで土台を作り、コース上では徹底してボールを残すマネジメントを遂行する。これこそが、安岡コーチ自身が証明した、最速で上達を果たすための究極のメソッド。この“新たな常識”が、アマチュアが壁を打ち破る一歩となるはずだ。

あなたの“機能神経学”レベルをチェック

指先合わせ

動作 両手の人さし指を出し腕を広げた状態から体の前で合わせる

体の位置感覚と正確な動作が行えるかをテスト。一見簡単に見える動作だが、やってみると指先が合わない人も多いはず。それは自分が意図した動作が行えていない証拠。機能神経学トレーニングを行うことで、テストで露呈した位置感覚や動作のズレを改善できる

【ココも大事】
回すのではなく“叩く感覚”を覚えよう!

動作 インパクトバッグを叩く

“道具”を扱うゴルフでは、いかに道具に慣れるかが重要。「何かを叩く」といった人間がもともと持っている動きができなければボールを打ったり、コントロールすることは難しい。その意味でも「叩く」感覚機能の開発が重要になる

【トレーニング1 】
視線固定ジャンプ

動作 ペンに目線を固定したままジャンプ

平衡感覚を養って“ブレないアドレス”へ

正しいアドレスを取れないのは平衡感覚のズレが原因かも。安岡コーチの場合、左打ちということもあり“見え方”に違和感があったものの、アドレス時と同じ方向の左に顔を傾けてのジャンプでアドレスと見え方のズレを修正した

【トレーニング2 】
クラブでタッチ

動作 一度目視で確認したターゲットにクラブでタッチ

空間認知力を鍛えて可動域を確保

テークバックで体が回らないのはその方向への空間認知がなく、「暗闇の中に手を入れる」のと同じように反射的に体が固まってしまうため。このドリルでは空間認知力はもちろん、クラブ操作で重要な目と手の感覚の連動性も鍛えられる

【トレーニング3 】
座ってボール回し

動作 同じ側の手足で左右逆方向にボールを回す

スウィングに必要な“拮抗動作”の精度UP

スウィングで重要になるのが、左右、または上下でそれぞれ「違う動き」をすること。同じ側の手足を使って、左右逆方向にボールを回すようなドリルを行うことで、脳と体を連携させ、複雑な動きをスムーズに行うための感覚を養う

週刊ゴルフダイジェスト2026年7月21日号より