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「スウィング動画をアップして改善点を相談」ゴルフの“生成AI”活用に関するアンケート結果<前編>【ニッポンゴルフ実態調査】

いまや多くの人にとって欠かせないツールとなりつつある「生成AI」だが、果たしてゴルファーはどの程度活用しているのか? どんなふうに活用しているのか? アンケート調査を行った。

画像は生成AIで作成

アンケートはMyゴルフダイジェストのウェブ上で行い、回答数は339。回答者の年齢は40代が最も多く32.7%、次いで50代が27.1%、60代が19.2%、30代が13.9%、70代以上が4.4%、20代以下が2.7%だった。

Q1. あなたは日頃から生成AIを利用していますか?

まずは日常生活での生成AIの利用頻度について聞いた。

回答者のうち、「頻繁に利用」と「ときどき利用」を合わせた合計が63.5%と、6割超の人が生成AIを日常生活で利用していた。

Q2. ゴルフ関連の目的で生成AIを利用したことがありますか?

続いてゴルフ関連での使用に限定すると、日常生活に比べて使用する人の割合が少なかった。

半数超の52.2%がゴルフでは利用していないという結果に。ゴルファーの間でも、ゴルフで生成AIを活用している人はまだ少数派のようだ。

Q3. ゴルフ関連で使用している生成AIの種類は?(複数選択可)

生成AIにもいくつか種類があるが、ゴルフ関連で使われている生成AIは何が多いのか?

やはり多かったのがOpenAIの「ChatGPT」とGoogleの「Gemini」で、ともに60.9%のゴルファーが利用していた。続いてマイクロソフトの「Copilot」(20.1%)、Anthropicの「Claude」(5.9%)という結果に。

Q4. ゴルフのどのような場面・目的で生成AIを活用した?(複数選択可)

では、ゴルファーはどのような目的で生成AIを活用しているのか?

最も多かったのは、「クラブ・ギアの選定・比較に関する情報収集」で、AI活用ユーザーの67.5%がこの目的で使用していた。次に多かったのが「スウィング・技術に関する情報収集・分析」で52.8%。「コース戦略・マネジメントのアドバイス取得」が31.9%と続く。道具選びとスウィングの悩みを相談しているケースが多いようだ。

Q5. クラブ・ギア関連で具体的にどんな質問をした?

では、具体的に生成AIにどんな質問を投げかけているのか? まずはクラブ・ギアに関する質問の内容を聞いたところ、クラブを買い替える際の比較検討材料として活用している人が多かった。

■「所持クラブを全て読み込ませておき、買い替え買い増しを検討する際、比較してもらいます」
■「ウェッジを上級者用に買い替えるときに自分の使っている現在のウェッジから各メーカーモデルで合っている、または試打した方が良いモデルを聞いた」
■「中古のユーティリティを購入する際に、今使っているユーティリティのシャフトと違うシャフトが入っていたが、そのマッチングについて質問した」
■「昔購入したアイアンのモデルに似ている現在のアイアンモデルについて」
■「中上級者向け飛び系アイアンのおすすめなど」

単純におすすめのクラブを聞くのではなく、自分の好みや現在・過去の使用クラブなどの情報を追加することで、より自分に合ったモデルを絞り込んで提案してもらえるというのは、生成AIならではの利点といえる。

さらに踏み込んで、クラブフィッターに近い存在として生成AIを活用している人も。

■「スウィングデータをアップして、スウィングにあったクラブやシャフトを提案してもらう」
■「室内練習場で、シャフトだけ替えて打ったデータを写真でアップして比較。ヘッドだけ替えて比較の場合もある」
■「身長、体重、ヘッドスピード、持ち球を入力して自分に合うギアとクラブの組み合わせ1W、5W、7W、5U……を作成した」
■「最終的には試打で確認するが、自分自身の現在の状況をベースに、どのヘッドとシャフトが合いそうなのかを確認したりしている」
■「フィッティング結果からのクラブ選び。フィッティング結果は『地クラブでの組み合わせ』で高価格になったため、これを安価に実現する方法として、提案クラブと同じ・似た特徴を持つ大手メーカー品が何があるかを調べた」

インドア施設で自身の弾道データを計測し、その数値を生成AIに読み込ませ、おすすめのヘッドとシャフトの組み合わせを提案してもらう。もちろんリアルでフィッティングを受けることに越したことはないが、フィッティングの前段階である程度絞り込むのに利用したり、フィッティングを受けたあとのセカンドオピニオン的に活用するのもいいかもしれない。

Q6. スウィング・技術関連で具体的にどんな質問をした?

スウィングや技術面ではどんな質問をしているのか?

■「直したい症状に対する効果的な練習方法を調べた」
■「花道から逆目の場合のアプローチの打ち方」
■「シャンクの直し方」
■「フックがひどいのでその対策」
■「パターの距離感を養う練習方法」

やはり現在の自分の課題や悩み、苦手な状況の対処法などを相談しているケースが多かった。また、実際に自分のスウィング動画や写真をアップし、アドバイスをもらっている人も多数いた。

■「動画をアップロードしてスウィングの改善点を指摘させる」
■「動画を観てもらい、点数をつけてもらう。修正すべき点とそのためのドリルを提案してもらう」
■「ラウンド時のスウィング動画を入力して、レッスン時の動画と比較」
■「弾道測定器のデータ等を見せて、何が悪いのか、どのような練習をすればよいか相談します」
■「生成AIにスウィングの課題を伝えた上で、スウィング動画を投稿し評価をしてもらう」
■「自身で撮った動画をコマ割り画像にして送信。起きている事象(スライス、フックなど)の原因を自分なりの解釈を入れた上で共有。その考えが合っているか、また解消するためのアドバイスを聞いています」
■「インドアで撮影したスウィング動画と弾道データを複数読み込ませて、結果とスウィングの関連を可視化し良い時のスウィングを浮き彫りにする」
■「自分のオリジナルのスウィングに関してのブラッシュアップについて相談。またスウィング体系を共に構築している。コーチのような関係」

生成AIはときにクラブフィッターとして、時にスウィングコーチとして、気軽にアドバイスをもらえる存在になっているようだ。

後編では、実際に使っている中で役に立っているオススメの生成AI活用法や、生成AIを使う上での注意点について、アンケートから抽出していく。

>>後編へ続く