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【世界で戦う若手3人の練習を大公開】<前編>金子駆大「ドライバーは300Yオーバーを目指したい」

欧州ツアー挑戦中の金子駆大に、日本とアジアを駆け回る生源寺龍憲。そしてかつての米国下部ツアー参戦の経験を糧に自らを鼓舞し欧米ツアーで戦うという桂川有人。海外で活躍する3人が国内ツアーで顔を揃えた。そんな彼らがレベルの高い海外ツアーで戦い抜くためにどのようなことに取り組んでいるのか。こっそり教えてもらった。

TEXT/Masato Ideshima PHOTO/ARAKISHIN THANKS/東建ホームメイトカップ2026、東名古屋カントリークラブ

(左)桂川有人 かつらがわ・ゆうと。かつてレベルの高い米国下部ツアーに参戦したことで自らの足りない部分が明確に。感覚派から理論派へ進化するために様々な練習を取り入れている
(中央)金子駆大 かねこ・こうた。昨年の賞金王の資格で今年は欧州のDPワールドツアーに参戦中。狙うは欧州ツアーからの米ツアー参戦。持ち味のショット力に磨きをかけてさらにレベルアップ中
(右)生源寺龍憲 しょうげんじ・たつのり。戦える場所ならどこにでも行く。以前から変わらないスタンスはゴルフに対する貪欲さを示している。タフな環境で戦い抜くための術を知っている

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日本では感じなかった
飛距離の重要性

金子の現在のドライバーの飛距離はキャリー270ヤードくらい。海外で戦うためにはあと20ヤードほどキャリーを伸ばしてトータル300ヤードを目指したいと言う。

「キャリーで290ヤードが飛ばせるようになれば誰でも戦えると思います。もちろん他の技術も必要ですけど。そこで取り組んでいることが胸を回すことです。かつ、手の位置を高くしてスウィングアークを大きくすることを目指しています」

実は以前からコーチとスウィングアークを大きくする取り組みは行っていたが国内ではその必要性がそこまで高くなかったと金子。

「まずはティーショットで300ヤードオーバーを目指したいですね。それができればもっと楽に戦えると思います。向こうのドラコンプロに教えてもらったことがあるんですが、やっぱり胸を回すように言うんですよね。ただ回すだけならできるんですが、腰も回って力が抜けてしまうのは意味がないので、そのバランスが難しい。飛距離は欲しいですけど持ち味の正確性を欠くのは意味がないですから」

顔を右に向けるのが特徴的な金子のスウィングだが、胸を回す際に顔も右に向き過ぎてしまわないように注意している。単に大きく回すのではなく力をしっかり溜めることが目的

右腰が割れないようにパワーを受け止める

胸を大きく回すだけならどれだけでも回すことができるが、右腰が割れるとパワーが逃げてしまう。右腰でしっかり受け止めながら胸を大きく回転させることが重要


トップ位置を高く大きくしてオーバー300Yを目指す

調子がいい時は自然と手元の位置が高くなるが、調子が落ちると手元と体の距離が近くなってしまうと金子。常に手元を体から遠い位置に上げること。それが安定した飛距離を生む



順回転させることで
ラインに乗せやすくなる

グリーンのキレイさに関して言えば海外よりも日本のほうが圧倒的にキレイだと言う金子。だからこそ順回転で転がりの良い球質がパッティングに求められると実感している。

「日本にいる時からデータを計測しながらできるだけ早く順回転させるようなストロークができるように意識しています。もともとアームロックなのでロフトを立てながら当てるタイプなんですが、それが立ちすぎると転がりが悪くなるので、低く長くヘッドを動かす意識は持っています」

ストロークに関してはある程度の自信を持っているものの、現状はラインが読めずフラストレーションを溜めているとのこと。

「いいストローク、いい回転をさせるにはラインが読めているという自信も必要です」

アームロックの精度を高め、より手先を使わない意識

「もうこれでしか打てません」と言うようにパットに悩んでたどり着いたのがアームロック。結果的に安定したストロークと、順回転を手に入れた

フェース面を目標ラインに出すことを意識する

思ったところに毎回打ち出す。シンプルで当たり前のことがプロでもできなくなる時がある。そのミスの度合いを小さくする意味でも順回転で打つことはマスト

欧州ツアーでは先輩になる桂川はライバルであり、相談相手でもある。今は同じ目澤秀憲コーチに師事していることから、共通の話題も多く切磋琢磨する仲だ

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週刊ゴルフダイジェスト2026年5月26日号より