【キミこそ王子だ】Vol.371「四国王者は美しいスウィングプレーンの持ち主」
雑巾王子のキミこそ王子だ!!
雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は愛知県出身、高知中央高等学校1年の森下紘くんだ。滑らかかつ、正確なスウィングプレーンで理想的なストレートドローを打つ紘くん。その極意を武市が解説する。

今回の王子候補
森下紘くん
もりした・ひろ ●主な戦歴/2025 四国ジュニアゴルフ選手権12~14歳の部 優勝 ●ベストスコア/66(滝の宮CC) ●練習/毎日300球、パター1~2時間 ●トレーニング/特になし
森下紘くんがゴルフを始めたのは7歳。打ちっ放しに行く父親について行ったのがキッカケだ。何も考えずにクラブを振ると、ボールに見事命中!「一瞬でゴルフが好きになった」と言う。
その後、練習場の支配人に教えを請うとメキメキと上達。昨年ついに、「四国ジュニアゴルフ選手権」で優勝を果たした。
好きなプロゴルファーはタイガー・ウッズとのこと。
「初めて名前を知った海外選手です。全盛期の試合を見ると、本当にアグレッシブでかっこいいと思いました」
「本当そうだよね。ボクも大好き」と共感する武市。
3月に行われた「全国中学校ゴルフ選手権」では10位タイの好成績を収めた紘くん。どんなスウィングなのか見せてもらうと……。
武市は開口一番「すっごくキレイなスウィングだね~」と褒めた。 球筋はストレートド
ロー。ドライバーの飛距離は約270ヤード。
「アドレスしたときの喉仏からクラブヘッドの距離があるでしょ。それが、スウィング中に
大きく変化しないのがいいよね。だからスウィングプレーンがキレイ。バックスウィングとダウンスウィングでクラブが同じ道を通っていく。意識しすぎると、よく線をなぞったようなスウィングになりがちなんだけど、紘くんはとても滑らかに一筆書きのようにスッと振れる。そこがボク的には好き!」
「ありがとうございます」
「自分のなかで大事にしているポイントはある?」
「タイミングです。トップからの切り返しで、打ち急いでしまわないよう少し“間”を取るようにしています」
「そうだよね。紘くんは切り返しの際、一瞬下半身が沈むというか、フワッて止まるような“間”があるよね。そこから、左手主導でクラブを下ろしてくるから、自然とインサイドアウトの軌道となる。この“間”が紘くんの、理想的なストレートドローの球筋の肝となっている感じだよね。“間”がないのは“間抜け”なんてね(笑)。でも、アベレージゴルファーの人はちょっと自分のスウィングを想像してみて。トップから急に『さぁ、打つぞー』って気合が入り、右手にギュッと力が入っていない? そうするとクラブは外から下りてきやすくなっちゃう。紘くんのように“間”を作るのは個々のタイミングだから真似しにくい。だけどトップからの切り返しの際、ちょっと意識的に右手の力をゆるめ左手主導で下ろしてみて。それだけでも全然クラブ軌道が変わるはず。アウトサイドイン軌道を直したい人は一度試してみて」
4月に高校1年になった紘くんに今後の目標を尋ねた。
「高3までに全国大会で優勝したいです。あとは身長を180センチにするのが目標です。タンパク質をたくさん取って頑張ります」
「そりゃいい! ボクも昔に戻ってそうしたい。どっちも実現することを祈ってるよ」と激励する武市であった。

週刊ゴルフダイジェスト2026年5月26日号より


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