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【右にも左にも曲がるのはなぜ?】<後編>コースで逆球を消す狙い方&考え方

「右にも左にも曲がってしまう」という状況を打開するための第一歩として、まず持ち球を把握したら、実際にコースでどのように考えて狙っていけばいいのか? 目からウロコのマネジメント法を教えてもらった。

TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Tadashi Anezaki ILLUST/Takanori Ogura THANKS/鹿野山ゴルフ倶楽部

解説/福永和宏

1969年生まれ。ツアー1勝。かつてドローからフェードに持ち球を変えた際に、球筋が安定せず逆球に苦しんだ経験を持つ

持ち球を基準にすれば
狙いをシンプルにできる

理屈はわかってもコースでは思うようにいかないのがゴルフの難しさ。実際にコースで逆球を防ぐには、狙いの取り方が非常に重要だと福永プロは言う。アマチュアの多くは、狙い方が悪いせいで逆球を誘発しているのだ。

「曲がることを想定しなかったり逆球を恐れすぎて、フェアウェイ真ん中に狙いを定めているパターンは多いですね。これでは50点くらいのそこそこの持ち球が出ても大きくコースを外れてOBが出てしまう可能性もあるので素直に持ち球を打てず、無理にフェースを操作して逆球が出やすいんです。反対に、極端に右や左の林のほうを向いて構えている人も多いですね。大きく曲がってフェアウェイに行く40~60点くらいのショットを100点だと思っているから狙いが極端になる。こういう場合、上手く打って真っすぐ飛んだらミスになってしまうので体が拒否反応を起こして極端なエラーが出やすいんです」


逆球が多い人はこうやって狙っている!

①左右両方のミスを警戒している
持ち球を絞れず左右両右方を想定して真ん中を狙うと、50点のショットが大きなミスになってしまう

②ナイスショットを想定していない
狙いが極端だと、ナイスショットがOBや林に行ってしまうので、体が反応して嫌がり、逆球が出やすい

逆球を防ぐために大事なのは、100点満点だけでなく、50点、25点くらいまでのミスも想定した狙い方をすること。スライサーを例にするなら、左ラフくらいをターゲットに設定。100点満点の真っすぐな球が出たら、左のラフではあるがとりあえずコース内という狙い方だ。ここを向いておけば、50点くらいのちょっとしたミスでもコース内の右端に球は残るし、25点の結構なミスでも致命傷ならずに済む。そして75点くらいの薄いスライスが出れば、フェアウェイ真ん中に行くというわけだ。

なお右がOBで25点でもOBになりそうなら、100点のショットが左の林でもいいのでもっと左を向く。左右OBの狭いホールで、どこを向いても50点でOBしてしまうなら諦めて短いクラブを持って刻もう。なお0点級の大ミスは考えてもキリがないので、あえて想定しないのもポイントだ。

「この狙い方をしておけば、素直に持ち球さえ出てくれれば、割と大きく曲がってもOBは避けられます。だからスウィングは逆球だけは出さないことに専念できるんです。狙いを決めたら、あとは腹をくくって振り切ること。細かいことを気にしすぎず、いいフィニッシュを取ることに集中すれば、素直に持ち球が出てくれるはずですよ」

100点でも25点でもコース内にある狙い方

左ラフを狙えば、100点のショットで左ラフ。50点でも右サイド、25点でも右の林で済む。ただし逆球だけはNG。0点の大ミスは無視しよう(※スライサーの場合)

25点がOBになるなら100点の林を受け入れる

右がOBで25点でもOBになるなら、狙いをさらに左にズラして林を向いて構える。「100点のショットで林でも仕方ない」という割り切りが肝心

50点がOBになるなら諦めて刻むしかない

狭いホール、左右OBのホールなど、50点のショットが出てもOBを免れない難しいホールなら、諦めてFWやUTで刻む勇気も必要だ

コースではコレだけやれば逆球は防げる!

フィニッシュの形をイメージしてよどみなく振り切る

スウィング中は、前ページで紹介したフェースの向きを注意するのが精いっぱい。あとは、体の動きを最後まで止めず、フィニッシュの形をイメージして最後までよどみなく振り切ることだけを考えよう

右腰と右ひざをしっかり押し込む

キレイなフィニッシュを取るには体の回転を止めないことが大事。右腰と右ひざを押し込むイメージで左足1本に乗り切ろう

アドレスの入り方も大切
「上体を傾けてアドレスに入ろう」

アドレスに入る際に、後方で目標を見る段階から上体の前傾を作っておくと視界がゆがみにくく、狙ったところに正しく構えやすい

月刊ゴルフダイジェスト2026年5月号より