【本当にあったルールの話】Vol.30「暫定球をプレーしたあとに1球目をレッドペナルティーエリア内に発見。こんなときどうする?」
本当にあったルールの話
JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介! こんなケース、あなたも経験ないですか?
ILLUST/Masaya Yasugahira


中﨑典子
なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子
あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある
2025年の資生堂・JALレディースオープンの3ラウンド目。13番ホール(パー5)のティーショットを右の林へ入れてしまい、紛失する可能性があると思ったプレーヤーは暫定球をプレーしました。しかしセカンド地点に来てみると、右の林はレッドペナルティーエリア(RPA)となっていて、元の球がそのRPAの長い草のところで止まっていることがわかりました。
Q. 暫定球を打ったが1球目をレッドペナルティーエリア内に発見。さて、どうする?
A. 暫定球を放棄し、RPAにある球でプレーを続ける
プレーヤーは右側の林全体がRPAであることを知らずに、球を林の中で紛失するかもしれないと思って暫定球をプレーしました。これは暫定球をプレーしたあとで、元の球がRPAに入ったことがわかったとしても、暫定球をプレーした時点では知らなかったので問題はなく、2つ目の球は暫定球として扱われます(規則18.3a)。
プレーヤーは元の球を3分の捜索時間内にRPAの中で見つけたので、フェアウェイに打った暫定球を放棄しました(規則18.3c(3))。もし誤って暫定球でプレーを続けた場合は、誤球で一般の罰を受けてしまいます(規則6.3c)。プレーヤーは、RPAにある球をあるがままにプレーして2打目を終えました。
※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です
月刊ゴルフダイジェスト2026年4月号より


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