【教えて! なっち先生】Vol.45 80ヤードのコントロールショットは“ドロー”で狙おう
大谷奈千代のイラストレッスン
短いパー5などの状況で残りやすい80ヤードの距離。スコアアップのために、ショートアイアンやウェッジを使ってピンを狙う際のコツとは? プロゴルファー・大谷奈千代にイラストを交えて詳しく解説してもらおう!

>>前回のお話はこちら
- バンカーなどの障害物を越えてグリーンを狙うときは、ボールを高く上げるアプローチを打つ必要がある。高さを出す際の構え方のポイントを、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう! >>前回のお話はこちら Lesson 44ボールを高く上げたいときのアプローチの打……
Lesson 45
残り80ヤードの
コントロールショットのコツ
短いパー5で残りやすいのが、ショートアイアンやウェッジを使う80ヤードくらいの距離です。この距離をピンそばにつけることができれば、バーディはもちろん、ショットが曲がってしまった後のレイアップから、パーセーブできる可能性もアップします。今回はそんなコントロールショットのレッスンです。
コントロールショットは
ドローボールで狙う
持ち球を考えると、ピンに対してフェードヒッターは左から狙い、ドローヒッターは右から狙うのが基本的な考え方です。しかし、短い距離で使用するショートアイアンは、フェードヒッター、ドローヒッターのどちらもドローで狙っていくことをおすすめします。
その理由はスピンコントロールにあります。ショートアイアンはスピンがかかりやすく、つかまりやすいので、フェードヒッターが左からのフェードで狙っていくと、つかまりすぎて左に飛んでいってしまう可能性があります。また、カット軌道になってしまうので、スピンがかかりすぎて縦距離が合いにくくなります。
一方、ドローヒッターはショートアイアンと相性がよく、少しインサイドアウトに振ってドローボールを打つことで、フェースにボールを乗せて打つ感覚が生まれ、スピンコントロールがしやすくなります。
こういったことから、ショートアイアンでピンを狙うには、高めの軽いドローが理想的な球筋なのです。

ショートアイアンはそもそもクラブが短いので、スティープといってクラブがアップライトに入りやすくなるのが特徴です。
通常のショットのように、ダウンスウィングで上体を開きながらクラブだけがインサイドから入ってくると、ドロー回転が強くなってボールがつかまりすぎてしまいます。これは、シャローがいいと思いすぎている方や振り遅れの癖を持っている方に多いエラーです。
下のイラストのポジションを目安にショートアイアンの軌道を確保しましょう。

ダウンスウィングでアップライトに入った後、フォロースルーで左ひじを引いてカット軌道に振り抜いてしまうと、スピンがかかりすぎて、ピンに届かない大ショートになってしまうことがあります。
ドローを打っていきたいショートアイアンでは、クラブがアップライトに入ってアップライトに振り抜いていくのが正解です。下のイラストのように、グリップエンドがターゲット方向を指すような高い位置に振り抜いていくように心がけましょう!
ショートアイアンのスピンコントロールの練習ができれば、ゴルフの楽しさの幅が広がります。ぜひ、お試しください!


大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年2月17日号より


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