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【PGAツアー2026見どころ&注目選手】<後編>Tガイガー超え達成の可能性も! 今季更新の期待がかかる記録とは?

KEYWORD PGAツアー

2026年のPGAツアーがハワイ・オアフ島で行われた「ソニーオープン」で開幕。今季は松山英樹、久常涼、金谷拓実、平田憲聖、中島啓太の5人の日本人選手が参戦しており、盛り上がること間違いなし。今季の見どころについて、引き続きタケ小山とレックス倉本の2人に聞いていこう!

PHOTO/Yoshihiro Iwamoto、Hiroyuki Okazawa、Getty Images

>>前編はこちら

偉大な記録が達成される可能性も!

昨年、ローリー・マキロイが悲願のマスターズ制覇を果たしキャリアグランドスラムを達成。偉業を成し遂げたが、今季も偉大な記録が生まれるかもしれない。

生涯獲得賞金額で1位のタイガー・ウッズに続くのがマキロイとスコッティ・シェフラー。昨年の獲得賞金額を見れば、今年中にタイガー超えが起きてもおかしくない。ただレックス倉本は「タイガーが活躍して以降、いわゆる“タイガーマネー”で賞金額がどんどん上がり、最近ではLIV対策でまた賞金額が上がった。賞金額だけで“タイガー超え”というのはちょっと違う気もしますが、それだけ近年で圧倒的な力を見せてきた証拠です」

そのほかにもビジェイ・シンが生涯獲得賞金額上位の資格を行使してPGAツアーに復帰。ソニーオープンで予選通過したことで、フィル・ミケルソンが持つメジャー最年長優勝記録更新など最年長記録更新にも期待がかかり、話題は豊富。今年もPGAツアーから目が離せない!


タイガー超えの生涯獲得賞金額1位なるか!?

<PGAツアー生涯獲得賞金額>(26シーズン開始時点)

1位タイガー・ウッズ1億2099万9166ドル
2位ローリー・マキロイ1億798万1766ドル
3位スコッティ・シェフラー9945万3136ドル
4位ジャスティン・ローズ7373万6017ドル

シーズン開幕時点で1位のタイガーとマキロイは1301万7400ドル差、シェフラーはタイガーと2154万6030ドル差。仮にタイガーが今年中に復帰できないと仮定すると、昨年と同じ額を稼げば2人ともタイガーを上回ることになる。マキロイはDPワールドツアーにも出場し、昨年はPGAツアーの出場は16試合。シェフラーは21試合に出場したことを考えれば、シェフラーがマキロイも抜いて歴代1位となる可能性も考えられる

史上7人目キャリアグランドスラム達成なるか!?

22年、24年のマスターズに続き、昨シーズン全米プロゴルフ選手権と全英オープンで勝利し、全米オープンに勝利すればキャリアグランドスラム達成となる。過去5年で4度トップ10入りを果たすなど相性も◎。昨年マキロイがマスターズで史上6人目のキャリアグランドスラムを達成したが、2年連続で偉業が達成されるかもしれない

欧州選手最多メジャー優勝数更新に期待!

昨年のマスターズでメジャー通算5勝目を挙げたマキロイ。あと1勝すれば、ニック・ファルドに並ぶ欧州出身選手歴代1位タイとなる。

連続予選通過記録はどこまで伸ばせるか!?

現状、1955年から1958年にかけてダウ・フィンスターワルドが記録した72試合に並んでいるザンダー・シャウフェレ。順調にいけば今年中に歴代4位に躍り出るが、記録をどこまで伸ばせるか。ちなみに現役選手の2位はシェフラーが64試合連続を継続中

メジャー連続出場試合 史上2人目の100試合へ

昨年の全英オープンに出場して、歴代2位となる97試合連続出場を達成したアダム・スコット。マスターズは過去優勝者の資格で出場、全米プロも5月4日時点の世界ランクで100位内であれば出場可能。現状68位なので問題なさそうだ。ただし、100試合目となる全米オープンの出場資格は現状有しておらず、プレーヤーズ選手権かメジャーで優勝、5月18日時点の世界ランクで60位以内、あるいは予選会突破が必要となる。ちなみに全英オープン出場権は獲得済み。歴代1位はジャック・ニクラスで146試合連続

今年も“ビッグ3”は健在も
若手選手たちにも注目!

ローリー・マキロイ、スコッティ・シェフラー、そして昨年PGAツアー初優勝を遂げ年間王者に輝いたトミー・フリートウッドなど上位陣は今年も活躍間違いなしと2人は太鼓判を押す。今年からシードがそれまでの125人から100人に減らされるなどフィールドが縮小されたことで、若手などが下から上がってくるのはこれまでに増して苦労しそうと予想するが、「実力的には粒がそろっている」と言う。タケ小山はその中でも日本人選手を推す。

「久常選手や金谷選手はもちろん、昨年下部ツアーを戦った平田選手や欧州ツアーを戦った中島選手も、同世代では経験値がずば抜けている。日本と比べてアメリカは平坦で、コース自体は難しくない。もちろん『毎週違う芝』ということには慣れなければなりませんが十分やれる。それにケプカが戻ってくるので、トップ選手たちもうかうかしていられない。今年のPGAツアーはいろんな意味で面白い」 

メジャーやシグネチャー大会はもちろん、どんな選手が上がってくるのか。普段の大会から要注目だ!

LIVから電撃復帰が決定
ブルックス・ケプカは今季輝けるか
!?

トップクラスの選手がPGAツアーに復帰できる新制度を発表。ケプカが制度適用第1号となった。制度の内容は「2年以上ツアーを離れ、22年から25年でメジャーかザ・プレーヤーズ選手権で勝利した選手で、条件付きで複数年優勝者資格を行使できる」というもの。ケプカの活躍には「メジャーでも一定の結果を出している。問題ない」(タケ小山)、「体格を見ても明らかにピークを過ぎている」(レックス倉本)と意見が分かれた。果たしてケプカは活躍できるのか

新世代のレフティモンスター

アクシャイ・バティア(23)

世界アマランク1位に輝き、アメリカの選手としては珍しく、大学ゴルフ部を経由することなくプロ転向したレフティ。22歳でPGAツアー初優勝を果たしている。「TGLで見て、すごくいい選手だと感じました。まだ世界ランク50位程度ですが、今年はどんどん伸びるはず」(タケ小山)

マキロイのような生粋のドローヒッター

マイケル・ソービヨンセン(24)

スタンフォード大学出身で、2024年「PGAツアーユニバーシティ」1位の資格でPGAツアー参戦。「現在のPGAツアーでは珍しいマキロイのような生粋のドローヒッター。ボールストライキングでグイグイ押していく選手で、マキロイのような選手に成長する可能性も」(レックス倉本)

昨年一気にブレーク

マルコ・ペンジ(27)

昨年のDPワールドツアーでブレーク。「最後、マキロイにポイントで抜かれましたが、ボールストライキング能力が高く、飛んで曲がらない選手。PGAツアーにアジャストする必要がありますがポテンシャルは高い。背が高くてルックスもいいので人気が出そう」(レックス倉本)

シグネチャー大会は
今季の成績次第でまだまだ出場可能
前年度のフェデックスカップポイント上位50名がシグネチャーイベントへの出場権を獲得。加えて「Aon Next 10」、「Aon Swing 5」が設けられている。「Aon Next 10」は今季のフェデックスカップランク上位10人のうち、まだ出場資格を獲得していない選手に出場枠を提供。「Aon Swing 5」はシグネチャーイベント間のフルフィールドイベントでのポイントを合算して、資格を持たない上位5選手に出場権が与えられる。まだ出場権を持たない日本人選手や若手選手でも出場できる可能性は残されている!

25年フェデックスカップランキング95位
久常涼(23)

24年からPGAツアーに参戦してシード獲得。昨季もシード権を守った。ソニーオープンでは予選落ちを喫したが、今後コンスタント結果を残し続けられるか

25年フェデックスカップランキング99位
金谷拓実(27)

予選会を経て昨年PGAツアーに挑戦しシード権を獲得。ソニーオープンでは31タイとまずまずのスタート。この調子を維持してポイントを上積みしたい

コーンフェリーツアーランク15位
平田憲聖(25)

予選会を経て、昨年1年間コーンフェリーツアーを転戦。25試合に出場して何度か優勝争いを演じるなどトップ10が5回。ソニーオープンは24位タイ

25年DPワールドツアーランク14位
中島啓太(25)

24年からDPワールドツアーに挑戦し、同年初優勝。25年はポイントランク14位につけ、有資格者を除く上位10人に入りPGAツアー出場権を獲得

週刊ゴルフダイジェスト2026年2月10日号より