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【練習場の“浦”メニュー】Vol.14 細い人が飛ばすには「棒振り」練習が一番!

身長171cmで420Yという驚異の飛距離を誇る浦大輔が、上達に役立つホンモノの練習を伝授する連載「練習場の“浦”メニュー」。飛ばしは体がデカい人、パワーがある人だけの特権だと思っていませんか? もちろん体が大きいことはアドバンテージだが、体格・筋力に頼らない飛ばしの方法があるという

TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Takanori Miki THANKS/√dゴルフアカデミー ILLUST/Kouki Hashimoto

浦大輔

うらだいすけ。身長171cmで420Y飛ばす飛ばし屋にして超理論派。東京・池上で√d golf academyを主宰。「浦大輔オンラインアカデミーサイト」では、スペシャルドリルやマル秘レッスンを有料会員限定で配信中

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  • 身長171cmで420Yという驚異の飛距離を誇る浦大輔が、上達に役立つホンモノの練習を伝授する連載「練習場の“浦”メニュー」。振っても飛ばない人というのは、シャフトを上手に使えていない人だと浦さんは言う。右手を手のひら側に折ってボールを叩く。スウィングの本質の1つだという手の使い方について教わった。 TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Takanori Miki THANKS……


今月の浦メニュー
小柄な人はクラブに
仕事をさせて飛ばそう


こんな人にオススメ!
●細身で飛ばない人

●筋力がない人
本格的なスポーツ歴がない、背が低い、体が細いなど身体的な不利がある人は、「飛ばすのは無理」と諦めている人も多いが、細身でも飛ばす人は存在する。筋力に頼らずクラブに仕事をさせるコツを身に付ければ、細身でも飛ばすことはできる

私のYoutubeチャンネル「かっ飛びゴルフ塾」をご覧の方はご存じだと思いますが、私のアカデミーには古参の「タケ」と若い「アキラ」という2人の男性コーチがいます。

タケは体格もよくてゴルフも上手。運動神経も抜群で、ドライバーも私に近いくらい飛ぶんですが、アキラは細身でゴルフ歴も浅く、ウチに来たときは全然飛びませんでした。そのアキラが最近急激に飛距離が伸びて、タケに迫るほどになっているんです。

みなさんの周りにも、体が細くて筋力もないのにやたらと飛ばす人っていませんか? 実はそういう人にはそういう人なりの飛ばしのコツがあるんです。筋力がないと飛ばせない、自分が飛ばないのはパワーがないからだと思っている人は大間違い。アキラはこのコツを身に付け始めて、一気に飛ぶようになったんです。


端的に言えば、体のパワーがないぶんクラブに仕事をさせて飛ばすのがポイント。体が大きい人、筋力がある人はクラブが暴れないように制御しつつ、体のエネルギーを上手くボールに伝えることが大事ですが、パワーがない人はその逆。極端に言えばクラブを思う存分暴れさせてそのエネルギーをボールにぶつければ、体のエネルギーが小さくても飛ばせるんです。

スウィング的には「緩急」を使うことがポイントになります。静かな動きからインパクトに向かう瞬間に集約して最大の力を発揮する。この緩急の差が大きければ大きいほど飛ばせます。切り返しからインパクトにかけての一瞬でいかに最大のエネルギーを出せるかがカギです。

イメージとしては、ダイナミックに体を大きく動かしてスウィングする感じ。かつてのアーニー・エルスみたいな静かに見える動きは体格がよくないと飛ばせませんが、ダウンスウィングでグワッと大きく体が躍動するアクシャイ・バティアみたいなスウィングなら、細身でも飛ばせるんです。

体格がない人は静かにゆったり振ってもダメ。アクシャイ・バティアのようにダイナミックに振って飛ばそう

これを身に付けるには、「棒振り」の練習が一番有効です。ヘッドを外したドライバーのシャフトなどの軽い棒を右手で持って振る練習。これをとにかく速く振る。ポイントは振ったときに出る「ピュッ!」という風切り音が、できるだけ短く、高音になるように振ること。そして音が鳴る場所がボール位置に近いところになるように工夫しながら振ってみてください。

この感覚をつかむには、体の動きや腕の使い方をあまり細かく考えても仕方がなくて、とにかく音だけを聞いて、どうやったらもっと高く短い音を、インパクト付近で鳴らせるかを徹底的に考えながら試行錯誤してください。1つだけ言うなら、グリップは握っちゃダメ。指を使って手の中でグリップを遊ばせながら、とにかく棒の先端を走らせることだけを考えることが重要です。

この感覚がわかれば、いままで飛距離で敵わなかったデカいヤツをぎゃふんと言わせられますよ!

Drill
シャフトなどの軽い棒を右手1本で振る

ヘッドを外したドライバーのシャフトなど軽い棒を持って右手1本でできるだけ速く振る。棒から出る風切り音ができるだけ短く高音になるように、ボール位置の直前で鳴るように工夫しながら振ろう

Point
手のひらの中で棒を遊ばせる

グリップは強く握らず、指を使って手のひらの中で棒を大きく動かすのがポイント。手の中でクラブをスピーディに方向転換させよう

<コースでの効能>
細身の人でもマッチョな人に飛距離で負けない
!
クラブに最大限の仕事をさせるスウィングを身に付ければ、体格的に不利がある人でも、大柄でパワーがある人に負けない飛距離を出すことができる。いつも「飛ばし屋です」と威張っているデカいやつを黙らせよう!

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より