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【冬のグリーン周り攻略法】#4 ペタペタの花道、逆目、凍ったバンカー…打ち方のポイントは?

常に80台で回りたいと思ったら、「グリーン周りの強化」がおすすめ。本気でスコアアップを願う人に、冬の厄介なライからでも自信を持って打てるようになるコツをお届け!

TEXT/Daisei Sugawara、Masato Ideshima PHOTO/Takenori Miki、Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa THANKS/静ヒルズカントリークラブ、千葉カントリークラブ川間コース・梅郷コース、日本カントリークラブ

関澤誠さん(55歳/HC0)

公式戦の出場経験が豊富な埼玉のトップアマ。日本オープンでコースセッティングなども務め、コースや芝についての知識も豊富

柳澤賢仁さん(49歳/HC+0.2)

20年間ほどゴルフをお休みし7年前にゴルフを再開。23年には日本ミッドアマ出場。25年の嵐山CCのクラチャン

CONTENTS●
#1 入射角をゆるやかに
#2 フェースでボールを包み込む
#3 冬の難ライ攻略法①
#4 冬の難ライ攻略法②


「乗れば十分」の気持ちで打つ

冬場のフェアウェイ、芝は薄いし、大抵は濡れてペタッとしている。そういうライを前にしたとき、関澤誠さんは、「ピンに寄せることはひとまず諦める」という。ライが難しいのだから、寄らないことはミスではないという考え方だ。

「最低限、グリーンには乗せること。それで初期目標は達成です。打ち方は、なるべくボールをクリーンにとらえたいので、ボールは右足寄りにセットします。フェースの開閉を抑えて、飛球線に沿って真っすぐ上げ、やや鋭角に下ろす。ハーフトップでもOKという気持ちだと、割と楽に打てます」

「諦める」というとネガティブに聞こえるが「80点でOK」というふうに、ミスの許容範囲を広くすることが主眼。最低限、グリーンに乗ればいいと考えれば、プレッシャーはかなり減る

Point 1
上から当たるアドレスを作る!

アドレスでボールは少なくとも右足前に置く。それ以上右足寄りでもOK。体重配分は左右5:5か、やや左足体重にし、スウィング中にその配分が変わらないようにして打つ

Point 2
フェース面をボールに向けて上げる

フェース面をずっとボールに向けたまま上げると、軌道がアップライトになりリーディングエッジからボールにコンタクトしやすい。フェースを開きながら上げると、ボールの手前でヘッドが早く落ちやすい

Point 3
左尻を意識して下ろす

スウィング中に手首の角度をなるべく変えずに打つことが、鋭角な入射角でボールだけを拾うコツ。そのためには最初から最後まで体を使って打つ意識を持つ。ダウンスウィングは「左のお尻でスウィングをリードするイメージ」

バウンスの滑りを
最大限に使って打つ

冬芝のラフは夏芝より抵抗は少ないが、逆目となると打ち方に少し工夫が必要になる。柳澤賢仁さんの工夫は、「開いたフェースをなるべくレベルに使って、芝の抵抗を減らしています。リーディングエッジで芝を切り取るイメージです」だと言う。フェースを開いてヘッドを鋭角に入れると、打点がシビアになるので、「重心は最初から最後までセンターのまま、体が上から吊られている感じで打っています」

芝が薄くても逆目のラフだと意外と抵抗があるため注意が必要。リーディングエッジから入れていきラフと一緒にボールを刈り取るイメージがいい

Point 1
手首を固めてノーコックで振る

テークバックでコックを使うほど、ダウンスウィングの軌道が鋭角になり、芝の抵抗を強く受けやすくなる。手首を固めて、振り子の要領でレベルに振ることでバウンスを最大限生かせる

Point 2
重心は常に真ん中をキープ

逆目のラフでは重心の横ぶれは致命的。右にずれるとザックリ、左にずれると入射角が鋭角になりすぎてヘッドが抜けない。終始、重心をセンターに保って振るのが逆目ラフのコツ

弾かれないようにしっかり押し込む

冬のバンカーはトリッキーだ。表面がサラサラでも中が凍ってカチカチという場合もある。「まずは『しっかり打つぞ』という心構えが大事。コックを使ってサッとヘッドを上げたら、バウンスをボールの下の砂に押し込む感じで上から打ちます。ヘッドが砂に接地してから、さらにもう一段階押し込むような意識があると凍った砂にも負けません」と、関澤さん。フォローは出さず小さくするほうが強く打てる。

仮に砂が凍っていたとしても、それに負けないくらいの圧力をかけて打てば問題ない。ヘッドが砂に接地したら、そこからさらに押し込む

Pont 1
打った後も地面を押していく

フォローをターゲット方向に出そうとすると、インパクト後にすぐヘッドが上がってしまい強く押し込めない。左に振るイメージだとより力を込めやすい

Point 2
右手にしっかり力を込める

強い力を出せるのはやはり利き手。右利きであれば、右手にしっかり力を込めて、バウンスを砂の中に押し込む意識が大事

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より