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【年間200ラウンド! 驚異の97歳】<前編>「ここ10年、風邪知らず。ゴルフのおかげで足も丈夫」

人生百年時代と言われるようになって久しい。元気な90代は少なくないが「神奈川県の平塚富士見CCに“とんでもない猛者”がいる」との評判をキャッチ。早速コースを訪ねてみると……。

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/平塚富士見CC

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週4ゴルフ
プレーファストが身上

噂のスーパーゴルファーは竹内清治さん。昭和3年1月18日生まれで、年間ラウンド数は「2025年は206ラウンドでした」とのこと。ちなみに2024年は208回、2023年は206回という驚異的なペースをキープ。また「日本記録認定協会」に「1年間で200回以上の18ホールラウンドを達成した日本最高齢ゴルファー」として認定されており、竹内さんは現在、まごうことなき日本記録保持者でもある。週4回のペースで、「前を気にせずどんどん打てるのがいいから」と、たいていトップスタート。気の合うメンバーと7時半頃に出ていくと12時半にはホールアウトするというプレーファストぶりだ。

平塚富士見CCは電磁誘導式カートを採用していて、竹内さんももちろんカートに乗るのだが、降りてからが早い。ティーショットでは1本、次打からは2、3本のクラブをスッと取り出して、スタスタスタ……。傾斜地でも上りだろうが下りだろうが、足の運びがスムーズだ。

「おかげさまで足は丈夫です。ゴルフで鍛えられたと思います。足を鍛える方法はいろいろあって、例えば散歩とかでもいいんですが、もうちょっと目標があったほうが楽しいでしょ。だから私はゴルフ」。ゴルフが健康の源だと竹内さん。「ここ10年ぐらい風邪すらひいていない。ちょっと熱っぽいかもということが1日かな、あったんだけど、ゴルフを始めると平熱に戻っちゃった(笑)」

間もなく98歳の竹内さん。この10年、体重は54.5~55キロをキープ。年間約200ラウンドをこなすだけあって、至って健康。足の運びがスタスタ軽快なら、頭の回転はサクサク軽快。ゴルフ場にはメンバー仲間がたくさんいて、気安くおしゃべり。それもまた心の健康の秘訣という。コースでもレストランでも、あちこちから「竹内さん!」と声がかかり、笑顔で応える。すると60代、70代の大人たちが「俺らなんてまだ子どもだよなあ」とニコニコ顔で話しだし、笑顔が連鎖。

ラウンド予定は手書きのスケジュール帳で管理。毎月、予定がビッシリ書き込まれている

取材した日は、後藤登喜子さんとの2サムラウンド。後藤さんは竹内さんとは「年の差23歳」とのことだが、2人の息はぴったり。マネジメントに迷いがないから、進行が早いこと早いこと。竹内さんがゴルフで大切にしているのは「プレーファスト」だ。ベテランメンバーであり、コースを知り尽くしていることもあるが、サッと構えサッと打つのを徹底している。「プレーファストはこのコースで学んだことですが、私はボールを打って飛んでいくときの音が大好きなの。だから、次の音を聞きたくて、どんどん進んじゃう(笑)」

平塚富士見CC平塚Cの16番は打ち下ろしのパー5で「ここでパーを取ると気持ちよくラウンドが終えられるんですよ」と後藤さん。竹内さんのティーショットは、低い弾道でフェアウェイやや右。すると、ボールがコロコロと転がりだして、なかなか止まらない。これも、ボールの転がりどころを熟知している竹内さんの技。

結果、ランも含めて200ヤードのティーショットとなり、3オン2パットでパー。「バーディチャンスでしたね」と水を向けると「いえいえ、バーディなんて要らないの。欲しいのはパー」と竹内さん。自分の飛距離をしっかり把握しているからクラブ選択が早い、傾斜や細かなアンジュレーションまでコースを熟知しているからマネジメントに迷いがない。バーディ狙いはしないから、パーが取れる。これが平塚富士見の竹内さんのゴルフ。

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週刊ゴルフダイジェスト2026年1月27日号より