ルーキー女子プロ6人の絵心チェック! “応援”をテーマにイラストを描いてもらったら…
月刊ゴルフダイジェスト
月刊ゴルフダイジェスト1月号の特別付録「女子プロカレンダー」では、2025年にプロ1年目のシーズンを過ごした女子プロ6人をクローズアップ。カレンダーでは、「応援」をテーマにした6人の直筆メッセージ&イラストが掲載されているが、ここでは誌面に収録しきれなかった裏話を特別公開!


サポート解説/増村岳史さん
「絵を見ると、描き手の性格がなんとなくわかってしまうんです」という増村氏が6人のイラストを分析。週刊GDの連載「ゴルヨガ」でもお馴染みの斎藤大介トレーナーが「ゴルフの上達に役立つ」と絶賛するアートプログラム「ART&LOGIC」の代表を務める
お題
「応援弁当」と「応援スタンプ」
エントリーNo.1
手束雅


手束雅の「応援弁当」
「料理は割とするんです」という手束プロ。「プロになる前は友人に作ってあげたりもしていました。得意料理ですか? リクエストに応えるのが好きかも!」
「デザートとして、メロンと梨を入れてみました。実は先日、試合後に宿泊先でフルーツを切るためのまな板や包丁を百均で購入したんです。というのも、応援のために駆けつけてくれたファンの方から果物をもらうことが多くて。私に渡すために、試合が終わるまで持ち歩きながら待っていてくださるんですよね。メロンや梨を3つもくださった方がいたのですが、それって絶対に重いはず。すごくファンの方の愛を感じます。私には無理です!」

[増村’s 分析]
「(不揃いの三角おにぎりを見て)いい意味でいい加減だと思いますね。緩さがあるというか、あまり緊張するタイプではなさそうですね。考え込みすぎず、物事を大雑把に捉えて切り替えられる方だと思います。例えば予選落ちが続いたとしても、「まぁまぁまぁ!」と、考えられそう。もちろんいい意味でです!」
手束雅の「応援スタンプ」
可愛らしい猫が旗を持って応援。旗にはメッセージはなく、代わりに燃えさかる炎の絵が描かれている。応援メッセージは言葉にせず、あえて胸の内に秘めているところがポイントなのだそう

エントリーNo.2
都玲華


都玲華の「応援弁当」
左端のご飯から描き始めて、かなり慎重に筆を進めた都プロ。その様子を見ていたマネージャーからは「フルーツとかその大きさで大丈夫なの!? 空いているスペースには何が入るの(笑)!? 」と鋭い突っ込みが……。結局余ったスペースには、大好きなあんみつやみたらし団子を詰めた
「普段は料理は全然しません。嫌いです(笑)! でも栄養はしっかり摂れるように意識しているので、定食を選んで食べることが多いです。イラストには好物のみたらし団子を書いたのですが、これも『グルテンフリーだから大丈夫』と、一応気にしながら食べているんですよ(笑)。あとは母特製の『ニンニク醬油の唐揚げ』も入れてみました」

[増村’s 分析]
「この方は結構繊細な方なんじゃないかなと思いますね。線が細いですし、筆圧も弱いですしね。調子が良いときはどんどんいくし、悪い時は崩れやすいと思います。いわゆる天才タイプかもしれません」
都玲華の「応援スタンプ」
「『頑張れ』『気合』などのすべての応援メッセージが詰まっている気がします」と描いてくれたのは拳を握ってパンチをしているイラスト

エントリーNo.3
六車日那乃


六車日那乃の「応援弁当」
名付けて「“本当に頑張ってほしい日”弁当」。普段料理はしないと言うが、「ハンバーグは焼き目が付いていたほうが美味しく見えると思う」「ほっぺは桜でんぶで作りたい」などと食材や料理工程の案を次々に思い浮かべていた
「見るだけで元気が沸いてくるようなお弁当を目指しました。私自身がもらった応援の中で記憶に残っているのは、嬉しかったというか、笑ってしまったなという声援です。アプローチを決めたらパーで耐えられるというピンチな状況だったのですが、遠くのほうから『やればできる子っ!』という声が届いたんです。びっくりしましたし恥ずかしかったのですが、クスって笑える印象的な応援でした」

[増村’s 分析]
「竹を割ったような性格でしょう。線の太さなど、絵のタッチに強い意志を感じますね。思っていることが明確ですし、自分の中で行ったインプットとアウトプットをはっきりと絵に表せています。こういう方は勝負に強くて、”勝てる”方だと思います」
六車日那乃の「応援スタンプ」
私生活でも多用しているという人型のイラストを描いてくれた六車プロ。目のキラキラ感とピンク色のほっぺがこだわりポイントだという

エントリーNo.4
中村心


中村心の「応援弁当」
「イラストを描く」と聞いた途端、不安そうな表情を浮かべた中村プロ。撮影に同行していた母親やマネージャーの力添えもあり、無事に完成した。好きな食べ物から順番に描いていったところ、肉類で埋まる予感がしたため慌てて鮭を付け足すことに
「絵を描くことは得意ではないので、途中で『やばい』という言葉が漏れてしまい、自分の絵心のなさに驚きました。普段は料理はまったくしません。タンが大好きで、宮城県で試合があった時は、新幹線の中で牛タン弁当を食べながら次の会場まで向かったこともありました」

[増村’s 分析]
「物事をシンプルに捉えている方だと感じます。(鮭が鮭以外のものにも見える点から)人を気にせず行動できそうですね。例えるなら、フィギュアスケートの浅田真央選手の中学生の時のようなイメージ。幼児性を持ち続けられれば、天然最強女子プロゴルファーになれるのでは!?」
中村心の「応援スタンプ」
“赤”で描いているつもりが、実はオレンジで描いていたなど、天然エピソードが炸裂。「色違いの線が二重になっていると意外といいかも」とすぐさまポジティブに捉え直していた

エントリーNo.5
平塚新夢


平塚新夢の「応援弁当」
色彩の鮮やかさが特徴の応援弁当。真ん中下のナスとキュウリは大好物だというお新香。よく見ると2色使いで描かれているのがポイントだ
「好物の漬物を描いてみたのですが、いろんな種類があるので絵で表現することが難しかったです。私の場合、キュウリは古漬け派なんですよ。なので、どう描くかが難しくて悩みました。実は普段からお弁当を作る動画はよく見ていたんです。真似して作ったりはしないんですけどね。なぜか見てしまいます。ゴルフだと『まぁいっか』と思えることが多いのですが、私生活では結構小さいことが気になるんです。ゴルフは失敗したからといって誰かに迷惑をかけるわけではないので……そんな姿勢は覇気がないと思われることも多いはず。そんな私を応援してくださるのは、すごくありがたいです」

[増村’s 分析]
「手束プロと同じように、物事をいい意味で適当に捉えていそうですね。……でも、結構空間を取りながら描けているので、空間認知能力が高い方かもしれません。陰影を付けられているので、縦の距離感を合わせたりするのも上手そうですし、もともとゴルフのセンスがありそうです」
平塚新夢の「応援スタンプ」
みんなのゴルフダイジェスト掲載のQ&Aにも溢れ出ていたた“いい脱力感”をスタンプでも表現。お弁当のイラストとは対照的にこちらはあえてモノクロに

エントリーNo.6
西澤歩未


西澤歩未の「応援弁当」
6人の中では唯一、わっぱ型の弁当箱やのり弁を描いてくれた西澤プロ。具材はシンプルだが、海苔の下には明太子が敷かれ、大好きなさつまいもの一部は皮がはがされていたりと、具材にひと手間が施されている
「タンパク質が豊富に摂れるお弁当にしました。一人暮らしをしている期間が長かったので、料理をすることには慣れています。その頃は豚汁が好きで、食べたくなってよく作っていましたね。大人のための塗り絵を行っていた時期もありましたし、クリエイティブな作業は好きなのかもしれません。さつまいもが大好きで、プレー中は干し芋をよく食べているんですが、食感で言うとねっとりよりもホクホクしたタイプのほうが好きです。地元(茨城県)のさつまいも専門店で買うことが多くて、小分けになった干し芋をラウンド中によく食べています」

[増村’s 分析]
「特に鮭はフォルムをしっかりと描けているので、絵として物事を捉えるビジュアルセンスがあると思います。トマトの輪郭を黒で描く人を私は初めて見ました。この点は、セオリーに囚われない見方ができるので、意外と海外で開催される試合のほうが勝ててしまうかも。すごく心が解放されています」
西澤歩未の「応援スタンプ」
特段亀が好きなわけではないが、応援メッセージに寄り添う生き物として選んでくれたという。メッセージに合わせて足跡まで描いてくれた

月刊ゴルフダイジェスト2026年1月号より


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