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【ギア選びのウソホント】Vol.256「鉛チューンはシャフトにも可能」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら

  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回「クラブいじり」の最初の一歩が、パターのヘッドに鉛を貼ることだと説明しました。基本的に鉛はソール側に貼るのですが、バックフェースに貼る場合もあります。バックフェースに……

最もベーシックな鉛チューンは、ヘッドのソール側やバックフェースに貼るのが基本ですが、シャフトに鉛を貼ることもできます。

貼る位置はグリップ側です。そこに貼るとカウンターバランスになるからです。カウンターバランスとは、手元側を重くすることでクラブの振り心地が軽くなる、つまり振りやすくなることです。たとえば、パッティングで手元が先行してしまう人は、グリップ下のシャフトに鉛を貼ってみてください。カウンターバランスになることで逆の動きが発生するはずです。手元が出にくくなり、ヘッドが出やすくなるわけです。アマチュアのショートパットは手が先行するタイプが多いです。体が左に流れる、頭が動くなど、いわゆる入れにいく動作になりやすいからです。ヘッドが出るようになれば、しっかりインパクトできるのでボールの転がりもよくなります。

鉛チューンに正解はありません。どのヘッドに何グラムがいいかなどもないんです。クラブ用の鉛は貼るのも剥がすのも簡単ですから、遊ぶつもりでいろいろ試してみてください。そういう「クラブいじり」を続けることでさまざまな発見がありますし、クラブの特性を知る、いいきっかけになるはずです。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年11月18日号より