【ギア選びのウソホント】Vol.255「鉛チューンで高速グリーン対策」
堀越良和「ギア選びのウソホント」
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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- 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回「クラブいじり」の最初の一歩が、パターのヘッドに鉛を貼ることだと説明しました。基本的に鉛はソール側に貼るのですが、バックフェースに貼る場合もあります。バックフェースに……
パターヘッドに鉛を貼る鉛チューンは「クラブいじり」の初歩だと解説してきました。今回は誰もができる鉛チューンのメリットをひとつ紹介しましょう。クラブ用の鉛は裏面にシールが付いていて、それで貼るだけで付けられます。つまり貼るのも剝がすのもその場で簡単にできるのです。実は私は、その日のラウンドごとに鉛を貼り替えていたことがありました。今でこそ、フィッティングを受けて適正なクラブがすぐ使える時代になりましたが、昔はラウンドしながら自分でクラブを調整するのが当たり前でした。鉛チューンは誰もがしていたことなんです。
たとえば、グリーンスピードが速いとき。ソール全体にいつもより重めに鉛を貼ります。すると、ヘッドが重くなることでゆっくり振れるんです。秋から冬のグリーンは芝を短く刈れるため、スピードが速くなるゴルフ場も多いです。これを知っておくだけで、高速グリーンにも対応できるわけです。
ちなみにボールスピードを考えたとき、上りは速く下りは遅くなります。アマチュアは上りが遅く下りが速い、そう思っている方が多いですが、それは間違いです。上りは傾斜を駆け上がる必要があるのでスピードは速くなります。

堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2025年11月11日号より


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